ルッコラの栄養と期待される効能について解説していきます。イタリアンやおしゃれなカフェのランチに彩りを添える、地中海沿岸原産の野菜ルッコラ。
ルッコラはゴマのような風味が特徴的な野菜ですが、実は栄養がたくさんあることはあまり知られていません。ルッコラ自体に馴染みがないという人も多いのではないでしょうか。
そこで、今回はルッコラに含まれる栄養素、そして効能を詳しく解説していきます。要点をまとめてありますので、ぜひご覧ください!
目次
ルッコラの栄養と効能 一覧
1990年代よりイタリア料理と同時に日本へと伝わり、国内でイタリア料理が一般的なものへとなったことに伴い、広く知られるようになったルッコラ。
ルッコラは風味に特徴があるだけでなく、栄養の高いスーパーフードとして注目を集めています。特色としてまず挙げられるのが、カルシウムが豊富であるということ。
体内のミネラルの中で最も多いのがカルシウムですが、99%が骨や歯に含まれています。
カルシウムが不足すると骨粗鬆症へと繋がるため、症状を予防して丈夫な骨を作るという、非常に重要な効能があります。
ルッコラに含まれる栄養のうち、鉄分も非常に豊富です。
ルッコラ100gあたり1.6mgの鉄分が含まれており、不足しがちな鉄分を補給することができます。鶏や豚のレバーが苦手という方も安心です。
妊娠中や産後の女性や貧血を起こしがちな方はもちろん、お肌のターンオーバーを取り戻したい方の美肌の効能も期待できます。
鉄分が豊富なほうれん草も効果が高いですが、なかなか他の食材とは合わせにくいシーンもあります。
ルッコラならサラダとの親和性も高いので非常に摂取しやすく、免疫予防や疲労回復効果も臨めます。
また、ルッコラには老化防止、美容効果の高いビタミンCも多く含まれています。
ビタミンCは、コラーゲン(タンパク質)を合成する際に必要な栄養素・水溶性ビタミンであり、皮膚や骨を強くする効能があります。
ビタミンCには抗酸化作用が高く、活性酸素の働きを抑えてくれて、生活習慣病の予防にも役立ちます。
ビタミンCが不足すると皮膚の老化が激しくなったり、骨がもろくなったり、最終的には生活習慣病にかかりやすくなるため、欠かせない栄養です。
栄養が豊富で美容や健康・老化防止などさまざまな効能が期待できますが、上記以外にも、β-カロテンやビタミンEを含み、さらに辛み成分には血液をサラサラにして血栓を予防する効能も期待されています。
そんなルッコラを、ナチュラルかつ栄養を余すことなく摂取できるのは、やはりサラダです。トマトやゆで卵などと合わせて、お好みでドレッシングもかけましょう。香りが気になる方はカルパッチョやピザ、生ハムとあわせて食べると独特な辛みや香りが気になりません。
また、ベーコンとルッコラにオリーブオイルを絡めた炒め物も、香りがおさえられておいしいです。
パスタの具として使用したり、おひたしにして食べたりと色んなアレンジがききやすいので、ぜひ色んなオリジナルメニューに挑戦してたっぷり味わってください。