お正月のおせち料理に、縁起物として食べることの多い黒豆。
一般的に、大豆類に属する黒大豆のことを“黒豆”と呼んでいます。
黒豆の黒い色には邪気を払う意味があり、さらにマメに働ける1年になるようにとの願いが込められ、縁起を担ぐ食材として愛されてます。
今回は、そんなおめでたい食材である黒豆の栄養と効能ついて詳しく調査してみました。
黒豆には、ポリフェノールの含有量も豊富です。
ポリフェノールは強い抗酸化作用がある栄養のため、老化防止の効能があります
黒豆に含まれているポリフェノールは、アントシアニンと呼ばれ、眼精疲労の回復や視力向上の効能が特に高いと言われます。
普段からスマホやパソコンで目を酷使する人にはうれしい栄養ですね。
黒豆は、大豆類に多く含まれているイソフラボンの含有量も豊富です。
イソフラボンは、女性ホルモンのエストロゲンに似た働きをすることで知られている栄養です。
イソフラボンの効能には、更年期障害や骨粗鬆症の予防があります。
また、体内の活性酸素やコレステロールを抑制する働きもあるため、動脈硬化による心臓病や脳卒中などを予防する働きも期待できます。
黒豆は、良質な植物性のタンパク質も豊富です。
黒豆に含まれているタンパク質は、筋肉だけでなく、皮膚や髪・爪から臓器に至るまでさまざまな組織を作るのに使われる栄養です。
中でも植物性タンパク質は、動物性タンパク質に比べて低カロリーなので、ダイエットに有効です。
黒豆には、ビタミンEがたくさん含まれていることが特徴として挙げられます。
ビタミンEは、強い抗酸化用がある栄養のため、体内細胞を若々しく維持したりするなど、老化防止の効能があります。
さらに、血行を良くしたり、血液中のLDLコレステロールを抑制、ホルモンバランスを整えたりする効能も認められます。
黒豆は、鉄分の含有量の多さも豊富です。
鉄は、血液の主成分であり、摂取することで貧血予防の効能が高いことが特徴です。
黒豆には銅も豊富に含まれるため、貧血予防には打ってつけの食材といえます。
また、鉄はビタミンCと一緒にとることで体内吸収率を上げることができますよ。
黒豆には、銅も豊富に含まれていることを忘れてはいけません。
銅は、体内の鉄分の利用を促進して貧血の予防効能があるため、特に貧血気味の方や女性には積極的に摂取してほしい栄養です。
また、骨や皮膚・血管壁を健康に保ち、美しい黒髪の色素を作る材料にもなります。
黒豆は、妊娠中の女性に必要な葉酸も、含んでいることも注目すべき点でしょう
黒豆に含まれている葉酸は、妊娠中に胎児が形成されるときの先天異常を防止する効能がある栄養素です。
また、赤血球を作ることで造血作用も高く、貧血予防に効果がある点も特徴です
総じて妊娠中や出産時には血液が大量に必要ですから、その意味でも葉酸の積極的な摂取が望ましいでしょう。
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