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ニラchinese-chive

ニラの栄養とその効果とは?

ニラの栄養と効果

ニラに含まれている栄養とその効果・効能についてご紹介します。

餃子にレバニラ、チヂミにニラ玉とさまざまなメニューで食卓に登場するニラは、日本人にはなじみの深い食材です。

ニラはビタミン、ミネラルなどの栄養を豊富に含むスタミナ食材ですが、その効果はあまり知られていません。

今回はそんなニラの栄養と効果をご紹介します。

ニラのにおいの正体は「アリシン」- 疲労回復をサポート!

「ニラはおいしいけど、においが気になる」という方も多いのでは!?

ニンニクにも含まれる成分アリシンがニラのにおいの原因ですが、このアリシンがポイントになります。

疲労回復を助ける働きを持つ栄養であるビタミンB1は、体内に余分にとどまることが出来ませんが、アリシンと結合することで体内に留まり、疲労回復をサポートします。

アリシンは熱に弱いのが難点ですが、油と一緒に調理することで分解されにくくなりますので、油で炒めて調理するのがおすすめです。

β-カロテンも豊富に! - 粘膜や皮膚の健康を維持する効果

ニラはβ-カロテンが豊富に含まれている緑黄色野菜です。

このβ-カロテンは、必要に応じて体内でビタミンAに変換され、粘膜や皮膚の健康維持に効能を発揮します。

髪の健康維持や、視力維持にも役立つ、なくてはならない栄養です。

また、β-カロテンは夜尿症を予防する効果、強い抗酸化作用により、老化防止や生活習慣病を予防する働きもあります。

ビタミンEが豊富!- 生活習慣病などの予防に

ニラには、ビタミンEの栄養も豊富に含まれています。

ニラなどの含まれているビタミンEには強い抗酸化作用があり、活性酸素を抑えて体内の不飽和脂肪酸の酸化を抑制する働きがあります。

ビタミンEは動脈硬化や心筋梗塞などの生活習慣病の予防に効果的です。

また、ビタミンEには末梢血管を広げて血行を良くする効能もあるため、冷え性や肩こり、腰痛の予防に役立ちます。

ビタミンB2が3大栄養素をエネルギーに変える働き

ニラに含まれる栄養素であるビタミンB2は、炭水化物、脂質、タンパク質の3大栄養素をエネルギーに変える働きがあります。

これらの栄養素をエネルギーに変えるためには、酵素の働きが必要となります。

ビタミンB2は酵素の働きを促す効果があるため、エネルギー変換のためには欠かせない栄養素ということです。

エネルギー 水分 タンパク質 脂質 炭水化物 食物繊維 ナトリウム
18kcal 92.6g 1.7g 0.3g 4.0g 2.7g 1mg
カリウム カルシウム マグネシウム リン 亜鉛
510mg 48mg 18mg 31mg 0.7mg 0.3mg 0.07mg
マンガン ビタミンA ビタミンD ビタミンE ビタミンK ビタミンB1 ビタミンB2
0.39mg 290μg 0μg 2.5mg 180μg 0.06mg 0.13mg
ナイアシン ビタミンB6 ビタミンB12 葉酸 パントテン酸 ビオチン ビタミンC
0.6mg 0.16mg 0μg 100μg 0.50mg 2.1μg 19mg

ニラ(葉 生)の100gあたりの成分表(Tr:微量、-:未測定「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」より)

引用および参考:「日本食品標準成分表2020年版(八訂)

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