ナスに含まれている栄養とその効果をお伝えしていきます。
夏の旬野菜ながら一年中流通しているナスは、煮物や炒め物はもちろん、漬物や焼き物など、さまざまな料理に登場するポピュラーな野菜です。
今回は、ナスの魅力をひとつずつご紹介していきましょう。
目次
ナスの栄養と効果 一覧
ナスには植物に含まれているポリフェノールの一種である、アントシアニンという栄養が豊富に含まれています。
アントシアニンは、4000種類以上あるとされるポリフェノールの中でも代表的な栄養成分のひとつで、ブルーベリーやプルーンなどにも含まれています。
アントシアニンはブルーベリーに多く含まれる栄養というのは知られていますが、ナスのような野菜にも含まれているんですね。
このアントシアニンには、免疫力を高める抗酸化作用とともに、血栓を防いでくれる効果があります。
ナスには、ミネラルの一種であるカルシウムも含まれています。
カルシウムはみなさんご存知のとおり、丈夫な骨と歯を作るために欠かせない栄養ですね。そのため、年齢を重ねた女性で発症しやすい、骨粗鬆症を防ぐ効果があります。
また、カルシウムには筋肉を収縮させたり、神経の興奮を抑える働きもあります。神経が高ぶりやすい人にはおすすめの栄養です。
ナスに含まれている鉄分は、血液中で赤血球のヘモグロビンとして存在し、カラダのすみずみに酸素を運び、全身の健康を保つ効果があります。
この鉄分が不足すると、身体の中が酸欠状態となり、めまいや息切れ、だるさ、脱力感などの貧血症状を引き起こしてしまいます。
多くの女性が悩んでいる貧血ですが、その防止にナスが一役買ってくれるというわけですね。
なお、鉄分はカラダへの吸収率が低い栄養素です。鉄分と一緒にビタミンCを摂ると鉄分の吸収率がアップします。こちらもぜひ、覚えておいて下さい。
一般的にカラダを冷やす効果があると言われる夏野菜ですが、なかでもナスは、その効果が強いことで知られます。
暑い時期に、のぼせを防いでくれる効果はありがたいもの。でも、食べ過ぎで身カラダを冷やしすぎないよう、食べすぎには注意が必要です。
特に、冷え性や肩こり、腰痛などにお困りの方は注意が必要です。
さらに、ナスの栄養の中で主成分は糖質です。野菜の中では、やや糖質が高いので、過剰摂取は気を付けてくださいね。
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