ユーグレナの効果と効能について解説していきます。ダイエットや美容・健康にと、今話題のユーグレナ。
ユーグレナは、和名でミドリムシと呼ばれますがムシではなく、わかめや昆布と同じ藻の仲間になります。そして植物と動物の両方の特性を兼ね備えている微細藻類です。
なんといってもユーグレナの特筆すべきところは、59種類もの栄養素を含むことです
そのため必要な栄養の大半が、ユーグレナで摂取できるため、栄養補助食品やサプリメントとして取り入れられています。
今回は、そんな豊富な栄養を含むユーグレナの働きの中でも、特徴的な効果や効能をご紹介します。
目次
ユーグレナの効果や効能 一覧
ユーグレナにはコレステロール値を下げる効果があります。
ユーグレナ固有の成分パラミロンは、スポンジのような構造をしているのが特徴で、脂肪や水分を吸着する作用があります。
そして、パラミロンは吸着した脂肪を体外に排出する効能があるため、ユーグレナにはLDLコレステロール値とともに、中性脂肪を下げる効果があります。
ユーグレナには、生活習慣病を予防・改善する効能があります。
ユーグレナには、不飽和脂肪酸であるDHAやEPAが含まれます。これら成分には血小板凝集抑制作用があるので、血栓を予防する効能があります。
また、不飽和脂肪酸にも体内の悪玉コレステロールを減らす効果があるため、善玉コレステロールを増やすのにも役立ちます。
そのため、ユーグレナには、血液をサラサラにし動脈硬化や高血圧などを予防する効能があるとして、生活習慣病のリスクを減らす働きがあります。
ユーグレナに含まれるパラミロンは、脂肪とともに有害物質も体外に排出する効能があります。
そのため、ダイエットやデトックス効果がユーグレナには期待されています。
さらにビタミン、ミネラル、アミノ酸と豊富な栄養も含むので、美容効果が高く、美肌の維持や改善にも役立ちます。
ユーグレナには丈夫なカラダを作るのにも役立つ食品です。
体内でアミノ酸が不足すると、不足分を補おうとして体内のタンパク質を分解してしまいます。その結果、体力や免疫力の低下の原因に繋がります。
ユーグレナに含まれるアミノ酸は18種ととても豊富で、特に必須アミノ酸は9種類とすべてを含んでいます。
アミノ酸のバランスが良いほど、筋肉や内臓を作るタンパク質の質が良くなります。アミノ酸バランスがすばらしいユーグレナは、丈夫なカラダをつくる働きが優れていると期待されています。
ユーグレナは消化率が良いため、栄養の吸収が高くなる効果があります。
人は細胞壁を分解するセルラーゼを持っていません。硬い細胞壁に覆われた野菜は、肉や魚に比べると栄養の吸収率が低く、40%ほどと言われています。
ユーグレナは細胞壁が無く、柔らかい細胞膜で覆われているため、消化がされやすい特徴をもちます。吸収率93%と効率よくユーグレナの栄養を吸収することができます。
ユーグレナは、59種類もの栄養素を含むスーパーフードです。
ユーグレナには、ビタミン14種類、ミネラル9種類、不飽和脂肪酸13種類、アミノ酸18種類(必須アミノ酸、非必須アミノ酸各9種類)その他に、パラミロンやクロロフィル、ルティン、GABAなどが含まれます。
植物と動物の両方の特徴を持つため、肉や魚に多く含まれるDHAやEPA、アミノ酸をユーグレナで摂取することができます。
豊富な栄養を含み、健康や美容など様々な効果や効能があるため、NASAによって宇宙食や食糧危機のための栄養食として研究されるほどです。
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