すももの栄養と効果を解説します。甘酸っぱい味覚が特徴のすももは、見た目が小さくて可愛いことから人気の高い果物です。
西洋すもものことを「プラム」と呼ぶことでも、有名ですね。
すももは、生食はもちろんのこと、コンポートやジャムなどに加工しても、またケーキのトッピングとしても重宝します。
それでは、すももの小さな実にギュッと詰まった栄養と効果について詳しく見ていきましょう。
目次
すももの栄養と効果 一覧
すももは、クエン酸を豊富に含有していることに注目です。
クエン酸は、すももの酸味成分の正体で、疲労回復に大きな効果がある栄養素です。クエン酸が疲労回復に効果があるというのは良く知られていますね。
クエン酸には、このほかに、ミネラルを体内へ吸収しやすくする「キレート作用」も期待できます。
また、生活習慣病や便秘の解消、肝臓病の予防や二日酔い対策、日焼け防止にも効能があるとされています。
すももには、食物繊維の一種であるペクチンという栄養が多く含まれていることも忘れてはいけません。
すももなどに含まれているペクチンには、整腸作用があり、腸の働きを正常に整えたり、便秘や下痢を改善したりする効果があります。
コレステロール値を低下させて動脈硬化や高血圧を予防したり、疲労回復させたりする効果もあるとされています。
ペクチンはすもものほかに、りんごなどの果物の果皮に多く含まれています。
すももには、カリウムが多く含まれていることも忘れてはいけません。
カリウムは、細胞の正常な浸透圧を保つために作用する栄養で、余分なナトリウムの排出に関係しています。
なにかと水分や塩分の摂り過ぎが気になる人は、カリウムもしっかり摂ることが大切でしょう。塩分を排出させる効能があるため、高血圧対策にもなりますね。
カリウムはむくみの予防や改善のほか、足のこむらがえりの解消にも効果があります。
すももには、カルシウムも入っていることを覚えておきましょう。すももにカルシウムが含まれているというのはちょっと意外ですね。
カルシウムは、ご存知の通り、丈夫な骨や歯の形成に欠かせない重要な栄養です
カルシウム不足は、骨がもろくなるだけでなく精神的なイライラの原因もなることも覚えておきましょう。
普段からの積極的な摂取を心がけるとともに、ビタミンDと一緒に摂ると効果が上がることも頭に入れておいてください。
すももには、葉酸がとても豊富に含まれていることが大きな特徴でしょう。
葉酸はビタミンB群の仲間であり、ほうれん草から発見された栄養です。
妊娠中の胎児の先天異常を予防する効果がある栄養としても知られているため、女性は特に注目ですね。
また、増血作用があることでも知られていて、ビタミンB12とともに赤血球を作る成分となっています。
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