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レモンはお疲れ女子の味方!レモンの効能と効果5選

レモンの効能と効果

レモンの効能と効果についてお伝えします。さわやかな香りや酸味が、気分をスッキリとさせてくれるレモン。

多くの方が「レモン=ビタミンC」のイメージが強いかと思います。ビタミンCだけでなく、血圧を下げたり、疲労回復に有効なクエン酸も含み疲れたカラダをサポートしてくれます。

その他にも香りのアロマ効果で気分をスッキリとさせ、女性にうれしい栄養や成分が含まれています。

今回は、このレモンにどのような効能や効果があるのかをご紹介します。

まずはレモンの栄養をグラフで確認!

レモンに含まれている主な栄養のレーダーチャート

レモンに含まれている主な栄養素のレーダーチャート

エネルギー 水分 タンパク質 脂質 炭水化物 食物繊維 ナトリウム
43kcal 85.3g 0.9g 0.7g 12.5g 4.9g 4mg
カリウム カルシウム マグネシウム リン 亜鉛
130mg 67mg 11mg 15mg 0.2mg 0.1mg 0.08mg
マンガン ビタミンA ビタミンD ビタミンE ビタミンK ビタミンB1 ビタミンB2
0.05mg 2μg 0μg 1.6mg 0μg 0.07mg 0.07mg
ナイアシン ビタミンB6 ビタミンB12 葉酸 パントテン酸 ビオチン ビタミンC
0.2mg 0.08mg 0μg 31μg 0.39mg 1.2μg 100mg

レモン(生)の100gあたりの成分表(Tr:微量、-:未測定「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」より)

まずはレモンの効能や効果をお伝えする前に、レモンに含まれている主な栄養素をご紹介します。

もっとも注目される栄養はビタミンCですが、グラフを見てのとおりやはり豊富に含まれています。次いで食物繊維やカルシウム、ビタミンEといった栄養も。

カロリーや糖質は比較的低くいため、摂りすぎの心配はないでしょう。

以下ではレモンの効果や効能をご紹介しています。

ビタミンCは柑橘類トップ!- 肌のシミ、ソバカスを防ぐ効能や効果

レモンのビタミンCは、柑橘類トップの含有量を誇ります。

レモンと主な果物類とのビタミンC含有量の比較

「日本食品標準成分表2020」より (可食部100gあたり)

上のグラフは、レモンと主な柑橘類に含まれるビタミンC量を比較しています。レモンのビタミンCは柑橘類でダントツのトップです。シークワーサーに至っては10倍近い差があります。

こうしてグラフで比較すると、ビタミンCが多いイメージのグレープフルーツや、酸味の強いシークワーサーには少ないことが分かります。

果物類の中で最もビタミンCが多い食品は、アセロラ(100g中1,700mg)ですが、国内で生のアセロラを食べるのは、なかなか難しことです。

ビタミンCにはメラニン色素を減らす効能や抗酸化作用があり、肌のシミやソバカスを防ぐ美白や美肌効果があります。免疫力を高める効能やストレス対策にも役立ちます。

疲労回復に効果抜群!- クエン酸による効能でエネルギーを生産

レモンには疲労の回復に効果的なクエン酸が豊富です。

レモンと主な果物類とのクエン酸含有量の比較

「日本食品標準成分表2020」より (可食部100gあたり)

レモンのクエン酸含有量は果物類でトップとなりますが、実は全食品の中でもトップを誇る含有量です。

レモンの効能に疲労回復があると言われるのは、クエン酸がエネルギーを生成するからです。クエン酸はTCAサイクル(クエン酸回路)と呼ばれる、体内でエネルギーを生産をする働きを活発にして、脂肪や乳酸を分解しエネルギーを生み出します。

運動などカラダを動かし続けていると、TCAサイクルの働きが低下してきます。疲れた時に酸っぱいものが食べたくなったときは、自然とカラダがクエン酸を欲しがっている状態です。疲れている時は酸味を感じにくいと言われています。

精油成分リモネンの香り - アロマ効果でリラックス、ストレスの解消に

削ったレモンの皮

レモンの精油成分(香り成分)にはリモネンやシトラールが注目されています。

特にリモネンの香りを嗅ぐと脳内でα波がでることから、リラックスをさせてくれる効能があります。一方、気分をスッキリさせたりリフレッシュさせる効果や効能もあるため、ストレスの解消にも優れています。

精油成分は特に皮に多く存在します。リモネンの効能を得るためにも皮は捨てずに利用しましょう。

市販の精油にも同様の効果があります。精油をアロマポットやハンカチにつけるなど上手に利用して気分転換を図りましょう。

2つのポリフェノールの効能 - 血圧を下げる、生活習慣病の予防

ボウルに入れたレモン

レモンの果皮には、ポリフェノールのヘスペリジン、エリオシトリンなどの抗酸化作用をもつ成分が豊富です。

ヘスペリジン、エリオシトリンはビタミンPとも呼ばれる成分です。

これらの効能には血管を丈夫にしてコレステロールや血圧の上昇を防ぎ、高血圧、動脈硬化などの生活習慣病を予防します。

この他の効能や効果には、腸内で脂肪の吸収を抑える働きもあるため、ダイエットや肥満予防が期待されています。

体内時計をリセット!レモン水で朝の目覚めスッキリ!

2つのレモン水(レモネード)

気分をスッキリさせたい時は、レモン水が効果的。

リモネンの香りと果汁の酸味の刺激が交感神経を刺激して、体内時計をリセットすることができます。

コップ1杯のお水にレモン1/2個分の果汁を絞ったレモン水は、つらい朝もスッキリと目覚められ気分もリフレッシュでき、朝からレモンの効果や効能を上手に得ることができます。

冷たいお水は刺激強いので、胃腸の弱い方は控えてください。

レモンは肌にシミを作る!?できれば夜に食べよう

搾ったレモン汁

レモンにはソラレンと呼ばれる肌にシミを作る原因物質を含んでいます。

朝やお昼に食べると「メラノサイト」が紫外線に反応して、肌にシミを作ってしまいます。

ソラレンの働きは摂取してから2時間でピークを迎え、7、8時間ほどで低下してきます。レモンを食べる時間帯は夜がおすすめです。

できれば、仕事に行く前に食べてスッキリとさせたいところですが、シミやソバカスを避けるには、紫外線に当たる日は控えたほうがよさそうですね。

一時期流行ったレモンパック。レモンを直接顔や肌に乗せるのは逆効果です。肌には悪影響ですから食べるだけにしましょう。

引用および参考:「日本食品標準成分表2020年版(八訂)

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