オリーブの葉から作られる、オリーブ茶。
オリーブは果実やオリーブオイルが人気ですが、実はオリーブの葉にも効能や効果があります。
オリーブ茶はまだまだマイナーですが、近年の研究で、葉の部分にも様々な有効成分が含まれていることが分かりました。
そんなオリーブ茶について、詳しい効果や効能をご紹介いたします。
目次
オリーブ茶の効能と効果
ポリフェノールの健康への効能はたくさんありますが、近年、特に注目されているのが「オレウロペイン」というオリーブにだけ含まれるポリフェノールです。
オレウロペインは、免疫力を高め、抗菌・抗ウィルス作用が高いのが特徴です。そのため、インフルエンザや風邪の予防に最適です。
また、アンチエイジングの効果が期待でき、抗酸化作用に優れメラニンの発生をを抑えてコラーゲンの生成を促進する効能もあります。
オリーブの葉に多く含まれているエレノル酸は、バクテリアやウィルスの成長を抑制してくれる効能があります。
そのため、全ウィルス性や細菌性の感染症に対して、効果を発揮することが研究でわかっています。
また、エレノル酸は細菌を殺すだけでなく、感染の予防作用も期待され感染症の予防に効果があります。
オリーブの葉には、オレイン酸が多く含まれています。
オレイン酸は、善玉コレステロールは減らさず、悪玉コレステロールの増殖を抑えてくれる効果があります。
その結果、動脈硬化、高血圧、心疾患の予防や改善に役立ちます。
オリーブ茶はノンカフェインのため、妊娠中やダイエット中の女性にぴったりの飲み物なのではないでしょうか。
また、カフェインによってきたす、睡眠障害や胃の荒れも防ぎます。
さらに、貧血予防の効能がある鉄分や、鉄分の吸収を促すビタミンCなど、ミネラルやビタミンも含んでいます。
オリーブ茶には、カルシウムやカルシウムの吸収に不可欠とも言えるビタミンDも含んでいます。
カルシウムとビタミンDの相互作用により、体内にカルシウムを多く吸収できます
成長期のお子さんや、骨粗鬆症が気になる方もお茶で手軽にカルシウムを補強できますね。
古来より、地中海沿岸の地域では、オリーブの葉を様々な形で活用し、薬としても利用してきました。
葉を煎じて作るオリーブ茶は、健康維持や解熱・鎮痛作用があると、民間薬として愛飲されていました。
他にも、オリーブの葉を粉末にして、マラリアの治療薬や解熱剤としても利用されていたそうです。
オリーブの木は聖書にも何度も登場します。 神々の木として崇められていたというのもわかるような気がしますね。
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