ワカサギの栄養と効果

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ワカサギの栄養と効果とは?-丸ごともおすすめ

ワカサギの栄養と効果

ワカサギに含まれている栄養とカラダへの効果をいくつか解説していきます。

ワカサギは、体長15cm以下の小魚で、丸ごと食べられるため、タンパク質やカルシウムの補給に最適です。天ぷらやから揚げはとっても美味しいですよね。

今回はそんなワカサギについて、どんな栄養が含まれており、どのようなカラダへの効果があるのかをご紹介していきます。魚嫌いのお子さんでも食べやすい食品ですので、ぜひポイントを押さえておいて下さい。

良質なタンパク質 - 疲労回復効果と体力向上に

ワカサギには良質なタンパク質が含まれています。

ワカサギに含まれているタンパク質は、アミノ酸構成に偏りのない良質なもので、消化吸収されやすいものです。

タンパク質は、カラダを構成する主要要素であり、新陳代謝に欠かせない栄養素でもあります。また、筋肉を増強し体力を向上させ、疲労したり損傷した筋肉を物質的に回復させる効果があります。

タンパク質には、植物性と動物性とがありますが、ワカサギのタンパク質は動物性であり、人間が必要とするアミノ酸構成に近いことからも、ワカサギは、良質なタンパク質補給源として最適です。

骨ごと食べてカルシウム補給 - 骨粗しょう症を予防する効果

ワカサギは、小型の魚類であり、骨ごと食べるのが普通で、カルシウムの補給源としても適しています。

ワカサギの細い骨は、胃酸などの消化液で、簡単に溶けて吸収されます。カルシウムは、歯を作り歯を健康に維持し、骨を作り骨を健康に維持します。

そのため、骨粗しょう症の予防にも効果があり、若年か老年かを問わず、あらゆる年齢層にとって有益な栄養素です。

また、カルシウムは、筋肉や神経の働きにも関与し、不足することのないよう補給することで、運動機能の正常維持に役立ちます。

亜鉛も多く含まれる - 味覚や性機能維持に効果的

ワカサギには、亜鉛が多く含まれることも見逃せない特徴です。

亜鉛は、汗や尿の中に含まれて、常時多量に排泄されます。そのため、亜鉛の積極的な補給も欠かせません。

亜鉛が不足すると、味覚障害が起き、インポテンツの原因にもなり、皮膚炎や脱毛症も引き起こします。

また、亜鉛は、DNA合成に関与し、タンパク質合成に関与し、糖代謝にも関与して、幅広い分野で不可欠のミネラルとなっています。さらに、カルシウムの吸収を促す働きもあり、骨粗しょう症予防を増強する効果もあります。

鮮度が命! 早目に調理しましょう

ワカサギは、鮮度が落ちると腹の部分が裂けて、急速に品質が劣化します。

そのため、早めに調理しなくてはなりません。天ぷらやから揚げ、南蛮漬けなどの揚げ物が主な調理法となりますが、佃煮などの保存食にもなります。

鮮度の良い状態の時に素揚げして甘酢に漬け込む南蛮漬けや、甘辛の醤油で煮込んで保存する佃煮や甘露煮であれば、生の状態を長引かせませんので、鮮度を落とさずに済みます。

また、から揚げなどでは、カラッと揚げる方法として二度揚げすることもあり、鮮度が落ちない内に一度揚げておいて、食べる直前に二度揚げする方法もあります。

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