紫キャベツに含まれている栄養とカラダへの効能をお伝えしていきます。
サラダなどで1度は紫キャベツを食べたことのある人は多いでしょう。
少々、マイナーな野菜ですが、最近ではスーパーやサラダなどでも多くみられるようになってきました。実はこの紫キャベツには、たくさんの栄養が詰まっていることをご存知ですか?
ここでは紫キャベツの栄養と効能を詳しく紹介していきます。
目次
紫キャベツの栄養と効能
紫キャベツは、鮮やかな紫色がとても印象的ですが、この紫色が大きな効能を秘めています。
紫キャベツの紫色の部分はアントシアニンと呼ばれる色素でできており、細胞膜を保護したり、生活習慣病を予防する効果も期待できます。
また、アントシアニンは目に良い栄養としても有名で、眼球の血流を良くして目に栄養を届けるための働きを促してくれるのです。
そのため、栄養が十分に行き渡るようになった目は疲れにくくなり、目の不快な症状を改善してくれます。
キャベツはどの種類でも栄養は変わらないと思っている方、それは大きな間違いです。
紫キャベツには、通常のキャベツと比較するとなんと2倍のカロテンが含まれています。
カロテンはカロチノイドの一種で、体内に入るとビタミンAに変換されます。効能としては代謝を良くして肌をきれいにしてくれたり、免疫機能も高めてくれるため健康維持には欠かせない成分といっても過言ではありません。
また、カロテンには強い抗酸化作用もあるので、ガンを抑制する効果も期待できます。
紫キャベツに多く含まれている成分はまだあります。
水溶性のビタミン様物質であるキャベジンもそのひとつで、紫キャベツのキャベジンは通常のキャベツの1.5倍も含まれているのです。
セロリやレタスなどにも含まれているこのキャベジンには、肝機能を高める効能があることが分かっており、肝臓の血流を促し細胞が生まれ変わるための手助けをしてくれます。
さらに脂質を減らす働きもあるので脂肪肝の予防はもちろん、すでに脂肪肝になっていても改善させる効果も期待できます。
食べすぎたり飲みすぎたあとに、胃のあたりが気持ち悪いと感じた経験のある人は多いでしょう。それは胃酸が原因です。
食べる量や飲む量が増えると、それを消化するために胃酸の分泌も同時に増えてしまい、結果的に胃に負担をかけてしまいます。
そんな時に活躍するのがキャベジン。キャベジンには胃酸の分泌を抑えるだけでなく、胃や腸などの消化器系の粘膜の保護、さらには修復も行ってくれる効能があるのです。
日頃から紫キャベツなどでキャベジンを摂取しておくと、食べ過ぎや飲みすぎにも負けない胃や腸を作ってくれます。
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