紫玉ねぎの栄養と効能についてご紹介します。
同じ玉ねぎであっても紫色をしている紫玉ねぎは、サラダなどに彩りとしてよく使われますね。紫玉ねぎは、一般的な白い玉ねぎとは違う健康効果をもたらしてくれることにもあります。
今回はそんな紫玉ねぎに含まれている栄養と効能について解説していきます。
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目次
紫玉ねぎの栄養と効能
紫玉ねぎの特徴は、その色にあります。紫玉ねぎの鮮やかな紫色はアントシアニンによるものです。
ブルーベリーに含まれていることでもよく知られている栄養、アントシアニンの効能には、抗酸化作用によるアンチエイジング効果や血管の強化、目の老化を防ぐ効果などが期待できます。
また、疲労改善や高血圧や肥満、メタボリック症候群の予防も期待できます。
紫玉ねぎは一般的な白玉ねぎの栄養にプラスして、これらのアントシアニンの効能も享受することができます。アントシアニンは一部の食材にしか含まれていませんので、これは貴重ですね。
紫玉ねぎには、硫化アリルという栄養成分も含まれています。
硫化アリルは紫玉ねぎの辛み成分であり、包丁で切った時に涙が出てくるのは硫化アリルが原因です。
硫化アリルの効能の代表的な効能としては、血液をサラサラにしてくれることです。
これは硫化アリルが血液中のコレステロール値の上昇を抑制する効果があることで血液がドロドロになるのを防いだり、血糖値を下げる働きがあります。
この働きによって血中コレステロール値の値を低下させたり、高血圧や動脈硬化の予防効果も期待されています。
生活習慣病の原因とも言われている肥満を防ぐ働きも、玉ねぎには備わっています。
紫玉ねぎにはケルセチンという栄養が含まれていますが、その効能は、食べたものの脂肪の吸収を抑制すると同時に排出を促すというものです。
ケルセチンはカラダに脂肪がつくのを防ぎながら、すでについてしまっている脂肪の排出効果が期待できますので、多くのサプリメントにも配合されている注目の成分です。
ダイエットをしたいという人にとっても、積極的に摂取したい栄養です。
紫玉ねぎに含まれているケルセチンの効能は、脂肪燃焼だけにとどまりません。ケルセチンはビタミンCの体内への吸収のサポートも行ってくれるのです。
ケルセチンと一緒にビタミンCを摂取すると相互作用が働き、それぞれを単体で摂取した時よりも抗酸化作用が強くなるといわれています。
人間の老化や病気の原因とも言われている活性酸素を除去する力が高まりますので、アンチエイジングや動脈硬化の抑制など、カラダの内側と外側の健康を保つのをサポートしてくれるのです。
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