南アフリカ原産の「ルイボスティー」
南アフリカ共和国にある、ケープタウンのセダルバーグ山脈のみで栽培されるルイボスティーは、苦みやえぐみが少なく独特の風味のあるハーブティーです。
ルイボスティーは、ノンカフェイン、ノンカロリー、糖質ゼロ、ポリフェノールが豊富と女性にうれしい条件が満たされた健康的なお茶です。
そして抗酸化作用をもつ成分やマグネシウムやカリウム、亜鉛などミネラル類も含んでいます。
近年は、発酵をさせていない「グリーンルイボスティー」や、香りをつけた「フレーバーティー」なども人気です。そんなルイボスティーの効果や効能をご紹介します。
目次
ルイボスティーの効果と効能
ルイボスティーには強い抗酸化作用があり、アンチエイジング効果を発揮します
ルイボスティーには「SOD(スーパーオキシドジムスターゼ)」と呼ばれる酵素が含まれています。
SODには抗酸化作用があり、過剰な活性酸素を除去して老化や肌のハリや弾力を失わせるのを防ぎ、メラニン色素の生成を抑制する働きもあります。
そのため、ルイボスティーにはシワやシミ、たるみなどを予防し、美肌やアンチエイジングなど美容系の効能があります。
SODは体内に存在し抗酸化成分と同じような働きをする酵素ですが、加齢とともに徐々に生成が低くなり働きも弱くなるので、食べ物から摂取する必要があります。
また、ルイボスティーには、SODだけでなくポリフェノールの一種であるケルセチンやビテキシン、イソビテキシンなどのフラボノイドを含むため、抗酸化作用の高い飲み物です。
ルイボスティーには、生活習慣病や糖尿病を予防する効果があります。
これもルイボスティーの抗酸化作用による効果で、活性酸素を除去することで血液中の悪玉コレステロールの増加を抑制することができます。
活性酸素に中性脂肪やコレステロールが結びつくのを防ぐことができるため、ルイボスティーには、動脈硬化や高脂血症、高血圧を予防する効果があります。
また、ルイボスティーにはケルセチンやアスパラチンと呼ばれるフラボノイドが含まれます。
ケルセチンは血糖値の上昇を抑える効能があり、さらにアスパラチンには高血糖の予防効果があると研究報告があり糖尿病の予防に期待がされています。
ルイボスティーには便秘やむくみを解消する効果や効能があります。
ルイボスティーは、腸内環境を整える効果があり便通を改善する効果や、利尿作用が体内の余分な水分を排出してくれます。
便秘の改善や利尿作用は、老廃物などを体外に排出するので、むくみの改善や予防にもつながります。
また、便秘やむくみの改善、ミネラルの豊富さは美肌効果にもつながります。
ルイボスティーには、ダイエットのサポートにも効果があります。
ルイボスティーには、食後の急な血糖値の上昇を抑える効能があり、脂肪の蓄積を抑えることができます。
血糖値が急上昇するほど肥満ホルモンであるインスリンが大量に分泌され、使い切れなかった糖分が脂肪へと変わって太りやすくなります。
糖質も含まず血糖値の上昇を穏かにし、さらに便秘改善や利尿作用などもダイエットのサポートにつながります。
ルイボスティーには、安眠やストレスの緩和にも効果があります。
ルイボスティーには、モノアミンオキシターゼという成分が含まれています。脳の興奮を抑えて精神を安定させ、ストレスの解消や安眠をサポートするといわれる成分です。
カフェインも含まれていないので寝る30分前くらいにルイボスティーを飲むのがおすすめだそうで、リラックスする時間を作ることで良質な睡眠に導いてくれます。
ルイボスティーの特徴は、ノンカフェインであるということです。
ルイボスティーは、ノンカフェインでタンニンが少ないため、妊娠中や授乳中、小さいお子さんも安心して飲むことができます。
また、近年はベリーなどの香りをつけたフレーバーティーも増えているので、飽きずにさまざな香りを楽しみながら飲むことができます。
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