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ほどよく飲んで健康に!日本酒の驚くべき効能と栄養ご紹介

日本酒の効能と栄養

日本酒の効能と栄養をお伝えします。日本各地で、地域の特産品として盛んに製造されている日本酒。

バリエーションが豊かな日本酒は、風味や香りの飲み比べも楽しく、多くの愛好家がいます。

日本酒は肥満や糖尿病が心配されますが「一日1~2合」の適量を守ることで、健康を維持することができると言われています。お酒で一番問題なのがおつまみです。ポイントは油や塩分が多いもばかりではなく、しっかりと主食を摂って飲み過ぎを防ぐようにしましょう。

今回は、日本酒の効能と含まれる豊富な栄養について学んでみましょう。

グラフで見る日本酒に含まれる栄養

日本酒に含まれている主な栄養のレーダーチャート

日本酒に含まれている主な栄養素のレーダーチャート

日本酒に含まれる栄養を主要な栄養素15種類で表したグラフです。飛び抜けて多い栄養はありませんが、カロリーは「100g中103kca」l、糖質量は「100g中3.6g」とどちらも低い水準です。

日本酒の栄養は原料によって異なるため、種類によって違いが出てきます。グラフ上では表示されていませんが、ビタミンやミネラル、アミノ酸、有機酸といった栄養が100種類以上も含まれていると言われています。

主に日本酒の栄養で注目されるのは、アミノ酸とビタミンB6です。とくにアミノ酸はワインやビールと比べても多い量を含みます。また、アミノ酸はコクやうま味でもありますが、多すぎても味に雑味が出てしまい、かえって品質の劣化の原因にもなります。

このほか、微量ではありますがナトリウム、カリウム、カルシウム、マンガンなども含んでいます。

血圧を下げる作用 - ペプチドの効能と働き

升に注がれる日本酒

日本酒には、血圧を下げる効能があります。

日本酒にはペプチドが含まれています。ペプチドはアミノ酸が2個以上つながった成分で、食品に由来した名前が付けられ、大豆ペプチドやイワシペプチドが有名。日本酒にはいくつかのペプチドが含まれていることが分かっています。

日本酒に含まれるペプチドの効能には、血圧の上昇を抑える血圧降下作用があります。1~2か月にわたり徐々に血圧を低下させていきます。

日本酒はペプチド以外にも、体内では合成できない必須アミノ酸を含みます。原料のお米に含まれるタンパク質が麹菌によってアミノ酸に分解されます。

美白や育毛の効能あり!? - 麹から発見!「コウジ酸」を含む

スプーンですくった麹のイメージ

コウジ酸が含まれているのも日本酒の特徴で、特に美白に対する効能があることで知られています。

コウジ酸は、日本酒の原料である麹(こうじ)から発見された栄養成分。細胞内のメラニン色素の生成を抑える効能があるため、肌の黒ずみ、シミやソバカスを薄くすることが期待できる成分です。

また、コウジ酸の効能には育毛促進にも役立つと期待されています。

コウジ酸は甘酒にも含まれるので、日本酒やアルコールの苦手な方は甘酒でコウジ酸を摂るのが良いでしょう。アルコールも含まれず妊婦さんや老若男女問わずおすすめの飲み物です。

タンパク質の再合成に必要な栄養 - ビタミンB6の効能

お酒と寿司のイメージ

日本酒の栄養には、ビタミンB6を含むことにも注目しましょう。

働きや効能では、神経伝達物質や赤血球の合成、アレルギーの症状の抑制などを行います。

ビタミンB6の効能や働きで重要なのがタンパク質の代謝。アミノ酸に分解されたタンパク質を体内で再合成するために必要な「補酵素」の役割があります。

普段からタンパク質を多く摂る方や、お酒のおつまみにタンパク質の多い肉や魚を好む人は、ビタミンB6を積極的に摂って代謝の効率をあげるよう心がけましょう。

タンパク質の代謝が盛んになると、質の良い筋肉や美しい髪・美肌づくりにも役立ちますよ。

日本酒の栄養には微量ながらもミネラルを含む

升に入ったお米とお猪口に注ぐお酒

日本酒には少ないながらもミネラルが数多く含まれています。

ミネラルはビタミン類同様にエネルギーにはならない栄養ですが、三大栄養素の働きを助ける役割があります。また、身体の機能を維持する効能や骨や歯を作り、筋肉を動かすといった重要な働きをします。

含まれるミネラルは、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、鉄分、亜鉛、マンガンです。

ミネラルは体内では合成することはできないので、食事で摂取する必要があります。日本酒だけでは必要量は摂れませんので、ミネラルやビタミンを豊富に含んだ野菜をおつまみにして摂るようにしましょう。

血行を促進する効能 - アセトアルデヒドとアデノシンの働き

とっくりと2つのおちょこ

日本酒には、血行を促進する効能があります。

日本酒のアルコールは体内でアセトアルデヒドに分解されます。また、アデノシンという成分が含まれていて、この2つには血管を拡張する作用があり血流を促す働きがあります。

血液の流れが良くなることで全身が温かくなり、肩こりの解消や冷え性の改善といった血行不良による悩みを緩和することができます。

特に日本酒はカラダが温かい状態を長持ちさせると言われています。

日本酒の原料は基本的に米と水

米と水とお酒のイメージ

日本酒は、原料が米と水の2つというシンプルさが特徴です。

原料がシンプルであるからこそ、日本酒の仕上がりに原料に質が大きな影響を及ぼすことは否定できません。名酒と名高いお酒の原料には、厳選された米と水が使われているのです。

日本酒の効能には上記以外にも、ナチュラルキラー細胞の活性化、がん細胞の抑制なども実験結果でわかっています。日本酒で健康効果を維持する適量は「一日1~2合」ほどです。

また、長時間寝かせた古酒を作るところもありますが、通常日本酒はワインなどの洋種と違い、寝かせてもおいしさが増すお酒ではありません。半年~1年ほどで飲みきるのが日本酒を美味しく味わえるポイントです。

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