症状・病気発熱原因対策
発熱fever

発熱の原因と対策について学ぼう

発熱の原因と対策

発熱とは、体温が37.5度以上の状態のことを示します。

平熱を保つ体温調節中枢の働きが、なにかの原因で異常をきたし体温が上昇します。

発熱は、37~37.9度を微熱、38~38.9度を中等熱、39度以上を高熱と、3つに分けられます。

発熱はカラダを守る防衛反応です。今回はそんな発熱の原因と対策について紹介します。

原因① 発熱の多くは感染が原因

発熱の原因の一つに、外から侵入してくるウイルスや細菌があります。

ウイルスや細菌が体内に侵入するとカラダが異物を排除しようとします。発熱は、入り込んだウイルスや細菌の増殖を抑えるためのカラダの防御反応です。

体内にウイルスや細菌が侵入すると、白血球やマクロファージといった異物を食べる免疫細胞(免疫活性食細胞)が活発に働きます。

免疫活性食細胞は、サイトカインという発熱の原因である発熱物質を作ります。

サイトカインは、他の細胞に情報を伝えるにも脳内に入ることができないため、プロスタグランジン(情報伝達物質)を産生し脳の視床下部へ向かわせます。

報告を受けた視床下部は、ウイルスや細菌との戦いを有利にするため、体温を上げる指示をだし発熱をさせます。

ウイスルや細菌は比較的低温を好むため、発熱で増殖を抑え白血球の働きを高めるためです。

発熱 対策

対策① むやみに解熱剤を使わないようにする

発熱の対処法としては、むやみに解熱剤を使わないようにすることが望ましいです。

発熱は、病原菌の増殖を抑制したり白血球の働きを促進して、免疫機能が活発になっている状態で、異物の排除をしようとしています。

そのため、熱が出たからとすぐに解熱剤を服用するのは賢明とは言えません

ですが、熱が高いことで、水分摂取もままならない、眠ることもできないなどの二次障害がある場合は、対策として解熱剤を使用しましょう。

仕事などで休めない場合にも、解熱剤を使用して熱を下げ体力を保つことも対策になるので、解熱剤の使用は、症状や状況で判断することが適切です。

発熱時は、体力を消耗し脱水状態です。食欲がない場合は無理に食べず、安静にして睡眠と水分をしっかり摂ることが大切です。

また、発熱の前兆として悪寒や震の症状がでますが、それはカラダが体温を上げようとしている状態です。

体温を逃がさないように保温性の高い衣服や寝巻、就寝時は寝具をしっかり掛けて休みましょう。

三日以上発熱が続く、39度以上の発熱の場合は、速やかに医療機関に受診しましょう。

原因② 感染以外の病気で発熱が起こることも

発熱の原因は感染であることが多いのですが、悪性腫瘍が原因で発熱を起こすこともあります。

特に白血病やリンパ腫で発熱することが多く、他にリウマチや悪性貧血など自己免疫疾患でも、免疫機能が上手に働かず熱が上がることがあります。

また、薬や輸血の副作用、アレルギー疾患などで発熱を引き起こすことがわかっています。

また、風邪をこじらせて肺炎にかかることもあります。

発熱 対策は…

対策② 発熱が3日以上続く時には受診をする

発熱が3日以上続く時には受診をすることが、大切な対策となります。

風邪であれば、3日ほどで熱も下がってきますので、それ以上発熱の状態が続く場合は、風邪以外の場合があります。

発熱に合わせて咳がひどい場合は、風邪をこじらせて肺炎にかかっている場合があります。

とくに、2週間以上も発熱が続く場合は必ず受診をし、医師の診察を受けて、発熱の原因を突き止めた方が良いでしょう。

原因③ ストレスによる発熱には解熱剤が効かない

精神的なストレスが原因で発熱することもあります。

ストレスに対応するために交感神経が優位となって、体温が上がると考えられています。

ただし、ストレスは感染時のようにサイトカインやプロスタグランジンが関係しないため、解熱剤を飲んでも効果がありません。

解熱剤は、発熱物質の産生を抑えて熱を下げるため、ストレスの発熱では効果がないのが特徴です。

発熱の対策は?

対策③ カラダを休ませる

ストレスの原因となっているものを突き止めて、対策を立てることは重要ですが、その前に、まずはカラダをゆっくり休めましょう。

発熱によりカラダは思った以上の負担がかかっています。

病院で特に異常なしと言われたからと、仕事や家事を続けてカラダに無理を強いることはよくありません。

バランスの良い食事、しっかりと睡眠時間を確保することが大切です。

風邪をひいている時にカラダを鍛えても症状が悪化するように、ストレスも無理をすれば悪化します。

カラダが不調のサインを出しているときは、頑張ることが逆効果になります

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