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年齢は関係ない!?難聴の原因と対策についての基礎知識

難聴の原因と対策

難聴は、高齢者のイメージが強いかもしれませんが、若い人にも起こりうる病気です。

難聴の原因にはいくつかあり、一時的なものから神経や加齢からくるものなどさまざまです。

また、聞こえの悪さが一時的だからと放置し、悪化するケースもあります。

難聴の原因には、耳のどこに問題があるかによって難聴の種類を分けることができます。

今回は、そんな難聴の原因と対策の基礎知識をご紹介していきます。

原因① 音の振動が伝わらないことで起こる:伝音性難聴

音を振動で伝える部分に原因がある場合は「伝音性難聴」と呼ばれています。

音は外耳道(耳の穴)を通って、鼓膜、中耳、内耳へと振動によって伝わります

「伝音性難聴」は外耳や中耳の機能障害(塞がれる)によって生じる難聴です。

外耳道に耳垢がたまったり、虫が入る、耳をぶけつたり耳掃除で鼓膜が破れてしまうなどがあると、耳が聞こえにくくなります。

その他の病的要因には、中耳炎、外耳道閉鎖症、耳管狭窄症、耳硬化症などが原因に揚げられます。

難聴 対策

対策① 耳鼻科を受診、原因が取り除かれると難聴も改善

聞こえが悪いと感じた時は自己判断せず、まずは耳鼻科を受診するのが対策となります。

「伝音性難聴」は、耳が聞こえにくくなった原因を取り除くことで、難聴を解消することができます。

耳垢が詰まって聞こえにくくなることはありますが、基本的に耳には異物を押し出そうとする力があるので、耳掃除は必要がないと言われています。

1月に1回程度、耳の中を確認する対策で十分でしょう。その時も綿棒で軽くぬぐう程度にし、奥まで押し込みすぎて鼓膜を傷つけないようにしましょう

中には湿疹や炎症によって耳垢が増えますが、この時は、かゆみを伴うことが多いので耳掃除は逆にかゆみを増す原因になります。

冷やすとかゆみが治まるので、耳を冷やして様子を見ましょう。

また耳の形状によっては自分で耳掃除をするのが困難なこともあるので、そういった場合は無理をせずに耳鼻科で確認してもらうとよいでしょう。

原因② 音の信号が伝わらないことで起こる:感音性難聴

内耳から聴覚中枢(神経系)の障害が原因で発症する難聴を「感音性難聴」と呼びます。

音は内耳まで振動で伝わりますが、内耳からは電気信号で聴神経を経て脳に伝わります。この音の信号が伝わらないことで難聴が起こります。

伝音性難聴と違って、感音性難聴の原因ははっきりとしないものが多くあります

その代表的な疾患が突発性難聴やメニエール病です。これらはの主な原因はストレスだと言われています。

突発性難聴の原因はウイルス説や血流低下説がありますが、詳しくは不明です。

メニエール病についても内耳の水ぶくれが原因ですが、どうして水ぶくれが起こるのかはわかっていません。

難聴 対策は…

対策② 耳に異変を感じたら2週間以内に受診を!

耳鳴り、詰まった感じなどがあれば、遅くても2週間以内に受診しましょう

突発性難聴は、早期の治療が重要です。2週間以降たってしまうと聴力が戻りにくくなります。

突発性難聴は、血流を促す薬や炎症を抑える薬、神経の回復を図る薬など薬物療法が中心となります。

名前のとおりに、突然に発症することが多いのですが、症状が軽いからと放置をせずにきちんと診察を受けましょう。

突発性難聴もメニエール病も詳しい原因は不明ですが、ストレスとの関係性が強いと考えられています。

ストレス対策としては、疲れをため過ぎず、しっかりと休息をとることが大切です。自分あったストレス発散法をみつけ対処するのも大切です。

原因③ 加齢によっておこる:老人性難聴

加齢が原因で難聴が起こる難聴を「老人性難聴」と呼びます。

「老人性難聴」は、内耳にある蝸牛の機能が低下、中枢神経の機能が落ちてくることで聴力が低下します。

老化により、音の大きさや高低を感じとっている感覚毛が減り耳が遠くなります

遺伝との関係性が強いと言われ、その他にも騒音に囲まれている環境、動脈硬化なども原因とされ、個人差が大きいです。

両耳ともに聞こえにくくなることや、高音から聞こえにくくなるという特徴があります。

難聴の対策は?

対策③ 生活習慣病は老人性難聴を加速させる

老化現象の一つですから、残念ながらこれといった対策によって予防できるわけではありません。

症状が出た場合は補聴器の使用によって不便を解消することはできます。

ただ「老人性難聴」は、生活習慣病で加速されると言われます。

糖尿病や高血圧肥満は老化を加速させる原因です。

バランスのとれた食事に適度な運動をして、生活習慣病を予防することが、老人性難聴の確実な対策になるでしょう。

原因④ 長期間の騒音にさらされて起こる:騒音難聴

「騒音性難聴」は「職業性難聴」とも呼ばれ、騒音の下で長時間仕事をしていることが原因の難聴です。

ミュージシャンや、工事現場、鉄道・航空・造船関係者など、職業によっては大きな音のする中で仕事をしなければいけない人もおられるでしょう。

そのような環境に長期間いることが原因で、有毛細胞が損傷し難聴の症状が現れす。4000ヘルツの音から聞こえなくなるという特徴があります

難聴の対策

対策④ 毎年必ず聴力検査を受ける

「騒音性難聴」は職業病です。必ず毎年、聴力検査を受けることが対策となります。

「騒音性難聴」は残念ながら画期的な治療法が確立されているわけではありません。

早期に発見をして騒音を受けないように耳栓が対策として必要になります。

職業による難聴の場合は、労災の対象になります。

ですが、聴力の変化を元に判定を行いますから、定期検診を受けていない場合は、労災の認定がおりないことも考えられるので注意をしましょう。

原因⑤ 短期間の大音響でおこる:音響外傷

一時的に、大きな音(強大音)を聞いて発症する難聴を「音響外傷」といいます

ロックコンサートや爆発音など大音響が原因で耳が聞こえにくくなります。

短期間の大きな音によって発症するものを音響外傷と呼び、騒音性難聴は長い期間をかけて発症するものと区別をしています。

難聴 対策

対策⑤ 念のために受診をした方がよい

耳鳴りや耳の痛みがある場合は、耳鼻科に受診することが対策となります。

「音響外傷」は一過性です。軽いものであれば2~3日で治ります。

ですが、難聴が残ることも稀ではありません。場合によっては難聴が改善しないことがあります。

早期発見、早期治療が難聴対策の基本ですから、受診をするのが無難です。

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