栄養・栄養素ラクトフェリン効果効能
ラクトフェリンlactoferrin

ラクトフェリンの効果 - 多機能タンパク質ラクトフェリンの働き

ラクトフェリンの効果と効能

ラクトフェリンは、鉄と結合した糖たんぱく質で、母乳や哺乳動物の乳に多く含まれる成分です。

と結合しやすいラクトフェリンは、赤みがかった色をしているため「赤いタンパク質」とも呼ばれ、様々な効果がある多機能タンパク質です。

今回は、多機能タンパク質と言われるラクトフェリンの効果や効能についてご紹介します。

免疫力を高める効果 - がんの予防、乳児の健康維持

ラクトフェリンには免疫力を高める効果があります。

ラクトフェリンは、NK細胞(免疫細胞)を活性化する働きがあり、免疫力の向上、がんの予防効果などが期待されています。

ラクトフェリンは母乳だけでなく、唾液、涙液、血液にも含まれ、目、口、鼻など病原菌が体内に入りやすい部位に存在し、病原菌の増殖を抑える抗菌成分として注目されていた成分です。

また、ラクトフェリンは、出産後約1週間までの「初乳」に最も多く含まれ、免疫力を待たない乳児を細菌から守る働きがあります。

腸内のビフィズス菌を増やす - 整腸作用、便秘改善

ラクトフェリンには腸内の善玉菌を増やす働きがあります。

ラクトフェリンは、腸内の善玉菌のエサとなってビフィズス菌を増やしたり、大腸菌などの有害菌の繁殖も抑制し、腸内細菌のバランスを整える効果があります

鉄の吸収を高める - 貧血の予防や改善に効果

ラクトフェリンには、の吸収力を高める効果があります。

ラクトフェリンは、と結合しやすい性質があり、鉄分の吸収を促進させるため、貧血の予防や改善に効果があります。

ラクトフェリンの鉄吸収調節作用には、鉄を栄養とするウイルスの働きを抑制する効果もあります。

ピロリ菌の繁殖を防ぐ効果 - 胃がん、胃潰瘍、十二指腸潰瘍の予防

ラクトフェリンにはピロリ菌の繁殖を抑制する効果があります。

ラクトフェリンは、ピロリ菌の繁殖を抑制し、の粘膜に定着をするのを防いで、体外に排出する働きがあります。

そのため、ラクトフェリンには、ピロリ菌が原因である胃がんや胃潰瘍、十二指腸潰瘍などの予防に効果があります。

脂肪の分解を促進させる効果 - 内臓脂肪を減少させる

ラクトフェリンには内臓脂肪を減少させる効果があります。

ラクトフェリンは、脂肪をコーティングして脂肪の分解を阻害する、ペリリピンの量を減らす働きがあります。

そのため、リパーゼ(脂肪分解酵素)が脂肪を分解しやすくなるため、ラクトフェリンには脂肪の分解を促す効果があります。

多機能タンパク質と言われるラクトフェリン

ラクトフェリンには、多機能タンパク質といわれ上記以外にも様々な効果があります。

ラクトフェリンは、涙にも含まれるため目の渇きを潤して、ドライアイの改善や予防効果、活性酸素を除去してアンチエイジング効果なども期待されています。

その他にも、インフルエンザの予防、花粉症、アトピー性皮膚炎の改善に効果があります。

ラクトフェリンを食品で摂取するときの注意点

ラクトフェリンは熱に弱く、酸や酵素に分解されやすい成分です。

市販の乳製品の多くは、加熱殺菌をしているため、ラクトフェリンが含まれていない状態です。

加熱殺菌をしない乳製品には、チェダーチーズなどのナチュラルチーズがありますが、近年では、ラクトフェリンを添加した牛乳や、ヨーグルト、粉ミルクなどが出回っています。

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