毛細血管とは

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毛細血管blood-capillary

毛細血管とは?

毛細血管とは、動脈と静脈の末梢が細かく枝分かれた、互いに連結し網目状につながっている、きわめて細い血管のことをいいます。

また、毛細血管は閉鎖血管系のみに存在します。動脈からは酵素や栄養を組織に送り、組織から炭酸ガス・老廃物を受け入れ静脈へ送ります。

毛細血管は血管のなかで、最小の構造をもっています。直径は、約8マイクロメートルほどです。しかしなかには、もっと細い毛細血管があったり直径30~40マイクロメートルといった太いものも存在します。

太い毛細血管は肝や脾臓、骨髄などにあります。多くの毛細血管には外側に周皮細胞という細胞が、血管の壁をかご状に取り囲んで存在しています。周皮細胞の明確な機能はまだ解明されていません。

毛細血管は、血液と周囲の組織や細胞との物質の交換を行う大切な血管です。水分などの交換は、拡散や浸透などによって行われます。

毛細血管が切れたり詰まったからと、即時に命を落とすことはありません。しかし、働きが次第に悪くなるに従って、血液を届けている臓器の機能が少しずつ低下していきます。

血中の糖度が上昇する高血糖などで代謝異常が起こり、毛細血管の機能が損なわれることがあります。毛細血管は詰まったり切れたりしても、それをサポートするように、別の毛細血管が発達することで修復することもあります。

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