褐色脂肪細胞とは

健康・美容 用語集 > 褐色脂肪細胞
褐色脂肪細胞brown-adipocyte

褐色脂肪細胞とは?

褐色脂肪細胞とは、首の回り、脇の下、肩甲骨の回り、腎臓などの限られた部位に存在している脂肪細胞です。

褐色脂肪細胞は、身体の中のエネルギーを熱に変える働きを持っています。脂肪というと白い脂肪細胞を思い浮かべますが、褐色脂肪細胞は茶色い脂肪で、ミトコンドリアを多く含んでいるという特徴があります。

褐色脂肪細胞は全身に付着している白い脂肪を、ミトコンドリア内で燃焼させ、熱を生み出すことができます。さらに、その熱の精製能力は筋肉よりも高く、数十倍もの熱を生み出すことができるといわれています。

寒い時に身体が震えるのは、震えによって筋肉が熱を発生させています。褐色脂肪細胞は身体を震えさせることなく熱を生み出すことができ、体温が下がり過ぎないように働いています。

そのため、褐色脂肪細胞は身体の体温を一定に保つため「身体に内蔵しているヒーター」と言われることもあります。

褐色脂肪細胞の働きが活発になると、熱を多く発生させることができるため、ダイエットにも効果的と言われています。ですが、褐色脂肪細胞は年齢を重ねるごとに減少していく細胞です。

新生児の時には100gあるものが、大人になると40gほどになります。また、褐色脂肪細胞は一度減少してしまうと増えることはありません。ダイエット効果を期待するのならば、褐色脂肪細胞の働きを活性化させる必要があります。

褐色細胞を活性化するには、肩甲骨のストレッチやバランスの良い食生活などが挙げられます。

関連コンテンツ