筋膜とは

筋膜fascia

筋膜とは?

筋膜とは、全身の筋肉や内臓を包む膜のことです。

筋膜は全身に網のように張り巡らされ、様々な役割があります。主な役割は、カラダの各組織を包み込んで体全体を支える、組織同士のこすれによって生じる摩擦から保護する、筋線維の動きを支えて力の伝達を行う、などです。

筋膜には、筋上膜、筋周膜、筋内膜の三種類があり、主にコラーゲンと水でできています。伸縮性に優れた組織で、正しい状態であればカラダの動きに支障がでることはありません。

しかし、筋膜は、悪い姿勢やケガや手術、ストレスなどによって、捻れたり縮んだりすることがあります。そうなると筋膜の伸縮性は低下してしまい、その結果、筋肉が収縮すと同時に緊張が高まることで、痛みやゆがみといった症状が現れます。

肩こりなども、筋膜の捻じれが原因となって引き起こされます。 筋膜の捻れや固まりを正常な状態に戻すことを、筋膜リリースと言います。

最近では、筋膜リリースのための体操なども紹介され、本や動画などが出回っています。古くから行われている鍼やあん摩、指圧なども、実は筋膜リリースの一種だった可能性もあると言われています。

筋膜については、まだわかっていないことも多いですが、今後更に研究が進むことで原因不明として扱われている、疼痛などについても治療の糸口が見つかる可能性もあります。

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