フードマイレージとは

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フードマイレージfood-mileage

フードマイレージとは?

フードマイレージとは、食料の総輸送量と輸送距離との積となる数値を算出することにより、食料が安定的に供給されるためには、どのような構造が伴っているのかを可視化する主な指標です。

フードマイレージの単位はt・km(トン・キロメートル)となり、食料自給率との違いは、距離のデータを含めるか否かという点にあります。

フードマイレージの取り扱い方としては、輸入食料について検討する場合にも、大きな役割を果たしています。

輸入の際に発生し排出されることとなる、二酸化炭素量を算出できるため、輸入食料の品目ごとにフードマイレージを確認することで、どの品目がどのように地球の自然環境に負担を掛けているのか、という点においても比較検討することが可能となるのです。

発祥となったイギリスでは「フードマイル」と呼ばれています。フードマイルズ運動として、可能な限りその食料の生産地の周辺や、近隣エリアでの消費を目指すことを行っています。

生産地と消費地との距離を含めて計算しているのがフードマイレージですが、飛行機、船など、輸送手段によりエネルギーの差は発生します。

また、ハウス栽培を利用し生産された場合など、栽培にかかる必要エネルギーが大きくなる生産方法もあります。

そのため、フードマイレージのみを意識するのではなく、地産地消はもとより、適地適作など、総合的なデータに対する認識が重要であると言えます。

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