グルテンフリーとは、小麦に含まれるタンパク質を除去した食事法のことです。
元々、欧米でグルテンアレルギーや病気のための食事療法でしたが、今では、健康や美容・ダイエットなどを目的として注目されています。
グルテンは、小麦や大麦などの麦類に含まれるタンパク質の一種「グリアジン」と「グルテニン」を、水で練り上げると生成される粘りや弾力性のある成分です
このグルテンに過敏に反応する、グルテンアレルギー・セリアック病(腸から栄養の吸収を阻害する病気)や、便秘や過敏性腸症候群などのために、グルテンフリーにした食事療法が用いられます。
さらに、グルテンアレルギーの自覚がない人達が、グルテンフリーの実践で、体調が良くなったと初めて気が付くこともあるそうです。
近年では、日本でも食事が欧米化してきているためグルテンの摂取が増え、グルテンアレルギーが急増しています。
また、グルテンフリーにダイエット効果があるというのは、グルテンを含む麦類の食品には砂糖やバターなどが多く含まれ、ピザ・パスタ・パンケーキ・ラーメンなど高カロリーのものが多くなります。
そのため、グルテンフリーの食事にすることで、知らず知らずのうちにカロリーをダウンしているためだと言われます。
また「グルテンフリーダイエット」のダイエットは、英語では「減量」ではなく「食事」という意味で、日本語で「グルテン除去食」となります。
近年では、日本でもグルテンフリーのパスタやミックス粉・シリアル・ビスケットなど、スーパーやネットなどで手軽に買えるようになっています。