日和見菌とは、腸内で「善玉菌」と「悪玉菌」の、どちらか優勢な方に傾く性質があります。
私たちの腸内にいる細菌は「善玉菌(有用菌)」と「悪玉菌(有害菌)」に分類されることは良く知られています。
そして、この2つの種類の菌に属さない腸内細菌が「日和見菌」です。
健康な人の腸内細菌の大体のバランスは「善玉菌」が15%、「悪玉菌」が10%、『日和見菌』が75%程度に分類されます。
日和見菌の代表的なものには、「ユウバクテリウム」や「バクテロイデス」などの「嫌気性連鎖球菌」などです。
これら日和見菌は、腸内細菌のバランスが乱れると、悪玉菌に傾いてしまい腸内の中で有害なものへと変化する性質があります。
また、日和見菌は通常の健康な人には無害ですが、ストレスや免疫力が落ちた人にとっては、腎炎や膀胱炎の原因となる「日和見菌感染」の要因にもなります。
日々健康な生活を送るためには、日和見菌は私たちにとって、とても重要な菌であると言えます。