丹田とは、東洋医学で人のカラダの中で、最も気が集まるとされている部分です。
日本では、武術用語となっていますが、臓器や筋肉などではないので解剖医学では存在しないものです。
正確には丹田は、上丹田、中丹田、下丹田の3つがあります。「上丹田=眉間の奥」「中丹田=胸の奥」「下丹田(臍下丹田)=へその下の奥」と、カラダの縦のライン上にそれぞれ存在すると言われています。
この中で、最も注目されているのが下丹田で、丹田というとこの部分を指すことが多くなります。
下丹田は、へその三寸ほど、約5~9cm下の部分だと言われています。現代で分かりやすく言うと、腹部の奥の筋肉(腹横筋下部)インナーマッスルのようなものです。
日本の武道では、ここに力を入れると体が安定するとされ、丹田を鍛えろと言われています。
そのため、丹田を鍛えるには体幹トレーニングが良いでしょう、体幹トレーニングは、インナーマッスルも鍛えられるので、丹田を鍛えることにもなります。
インナーマッスルを鍛えることは、スポーツを行う方だけでなく、日常生活でも必要です。腰痛予防はもちろん、筋肉を使うので基礎代謝も上げることができます。