軟水とは

軟水soft-water

軟水とは?

軟水とは、カルシウムやマグネシウムの金属イオンの含有量が少ない水のことです。

金属イオンの含有濃度により、水の硬度が計算されます。WHOによると、硬度の計算結果が硬度120mg/L以下になる水が、軟水と定義されてます。それより硬度が大きいと硬水となります。

日本の水についてですが、外国の水に比べて硬度が低く、一部の地域の除いては軟水となっています。日本の水道水は硬度80mg/L以下の軟水が多くなっています。

軟水に向いている用途は、和食で出汁をとるのに最適です。また、コーヒーの中でも、特にアメリカンコーヒーに軟水を用いることで、豆本来の香りや味をより楽しむことができます。

硬水は、アミノ酸やタンパク質も灰汁(あく)として出てしまうので、硬水はお肉料理の多い洋食向きと言われています。

和食の出汁は、昆布に含まれるグルタミン酸やカツオ節に含まれるイノシン酸です。これらはアミノ酸でありうまみ成分ですから、硬水を利用すると壊れてしまいます。

軟水は人間のミネラルバランスに近いため、体内へ吸収されやすく、飲用だけでなくシャンプーや洗顔にも向いています。日本人の肌や髪が美しいのは、日本の軟水のおかげという説もあります。

市販されているミネラルウォーターについては、軟水のものと硬水のものがあります。ウォーターサーバーの水については、ほとんどが軟水となっています。

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