バジルシードbasil-seed

バジルシードの効果と栄養5選

バジルシードの効果と栄養

つぶつぶとした食感が特徴的なバジルシード。

チアシードにも似ていますが、バジルシードの正体はスイートバジルの種子で、話題のスーパーフードのひとつです。

水にひたすと30倍ほどに膨張してプルプルした食感に変わり、ドリンクやスイーツとして食べられています。

また、ダイエット効果に加え、生活習慣病予防やアンチエイジングなどでも注目され、一度は下火になりましたが、近年、第二次ブームになっています。

今回は、バジルシードの効果や含まれる栄養をご紹介します。

主成分はグルコマンナン - ダイエットや腸内環境の改善に効果

バジルシードの主成分は、グルコマンナンという食物繊維で、全体の約50%を占めます。

グルコマンナンは、水を含むと膨らみ食品の体積を増やすので、カロリーを抑えて満腹感を得られることからダイエットに適しています。

また、コレステロールや糖質の排出、腸内の善玉菌を活性化する働きもあります

ただし、バジルシード入りのデザートやドリンクは糖分を多く含み高カロリーになるので、成分をよく確認するようにしましょう。

α-リノレン酸が豊富 - 動脈硬化予防、脳機能や肌代謝にも効果

バジルシードは、α-リノレン酸という脂質を多く含みます。

α-リノレン酸は、体内でEPAやDHAに変わる性質があり、コレステロールの減少や血流改善の効果、動脈硬化や心筋梗塞を防ぐ栄養です。

また、脳の機能を高める働きにより、記憶力向上や認知症予防の効能があります

カルシウムや鉄などのミネラルを含む - 女性に必要な栄養が豊富

バジルシード約5gで、1日に必要なカルシウムの20%を摂取できます。

カルシウムやマグネシウムは丈夫な骨や歯の成分として欠かせない栄養で、筋肉や神経にも作用し、興奮や緊張を和らげる働きがあります。

また、 鉄分はヘモグロビンの成分で体に酸素を運び、貧血や疲労、めまいの予防に効果があります。

とくに、ビタミンCは鉄分の吸収率を上げるので、バジルシードは果物入りのデザートと一緒に摂ると、おいしく効果的にこれらの栄養を摂取できます。

タンパク質、アミノ酸を含む - ダイエット中のタンパク質不足を解消

タンパク質は筋肉や内臓、健康な髪の毛を作る上で欠かせない栄養です。

インフルエンザなどから身体を守る白血球の一種「マクロファージ」を作ったり、ヘモグロビンを生成して貧血を予防したりといった働きもあります。

バジルシードは植物性タンパク質を多く含み、タンパク質のもととなる必須アミノ酸も9種類中8種類も含まれています。

ダイエット中のタンパク質不足を、バジルシードで補うことができます。

ビタミン類も摂れる - 体の酸化を防いでアンチエイジング効果

バジルシードにはビタミン類も多く、中でもビタミンK、E、B6が豊富です。

ビタミンKは、正常な血液凝固でケガや鼻血の止血をします。また、ビタミンEは強い抗酸化作用で、アンチエイジング効果が期待できます。

ビタミンB6には、タンパク質をアミノ酸に分解するのを助け、また、つわりや月経前症候群(PMS)の症状を軽減する効能もあります。

バジルシードは家庭でも収穫できる

バジルシードは、バジルを栽培すれば自宅でも収穫することができます。

バジルの種や苗を植えて育てられます。7月頃から花が咲きますが、種を取る場合は花を摘まないでおきます。

9~10月頃に花が枯れて茶色くなってきたら、種が落ちる前に収穫しましょう。

関連コンテンツ