近年、人気が高まっているのどぐろ。
のどぐろは、東京や千葉では「あかむつ」と呼ばれる魚です。また「むつ(くろむうつ)」という魚がいますが、のどぐろ(あかむつ)とはまったく別の種類の魚になります。
そして漁獲量が少なく稀少価値が高いため、超がつくほどの高級魚として扱使われています。
身に脂がのっているので「白身のトロ」や、見た目の赤さから「赤い宝石」とも称されているそうです。
今回は、高級魚のどぐろに含まれる栄養とその効果についてご紹介します。
のどぐろにはDHAが含まれています。
DHAには、血管壁や赤血球の細胞壁を柔らかくしたり、中性脂肪を減らす働きがあります。
これらの働きが血流を改善し、動脈硬化や脳梗塞、高血圧などの生活習慣病を予防する効果があります。
また、DHAには、視力の回復や神経細胞の発育を活性化をしてアルツハイマー病の予防、記憶力を向上せる効果などもあります。
のどぐろにはEPAも含まれています。
EPAには、血栓を防ぐ作用や善玉コレステロールを増やす働きがあり、血液をサラサラにする効果があります。
血栓を作りにくくするため、脳梗塞や心筋梗塞などの予防に効果的な成分です。
また、EPAやDHAは相乗効果をもたらすので、サプリメントではこの2つの成分が一緒になって配合されています。
のどぐろにはカリウムが含まれています。
カリウムは、過剰に摂取したナトリウムを体外に排出する作用があり、カリウムとナトリウムのバランスを一定に保つ働きがあります。
余分なナトリウムがうまく排泄されることによって、高血圧の予防やむくみの解消に効果的です。
のどぐろにはカルシウムが含まれています。
カルシウムには骨や歯を形成する効果があり、骨がもろくなって起こる骨粗鬆症の予防に効果があります。
また、カルシウムには神経の興奮を抑える働きもあるため、イライラした気分を鎮める効果も持っています。
その他、傷口をふさぐ血液凝固や筋肉の収縮などにも関わる働きがあります。