ひよこ豆の栄養と効能をまとめています。ガルバンゾーとも呼ばれるひよこ豆は、インドやトルコ料理ではお馴染みの食材です。
最近は日本でも水煮缶などになって出回っていて、カレーやスープ、サラダなどに利用しやすくなっています。
クセない味で取り入れやすいひよこ豆は、女性にうれしい食物繊維やタンパク質なども含み、お通じの改善などが期待さてていますが、この他にも注目される栄養や成分が含まれています。
ここでは、ひよこ豆の栄養と効能についてご紹介していきます。
目次
ひよこ豆の栄養と効能 一覧
ひよこ豆には、糖の代謝に必要なビタミンB1、タンパク質の代謝に必要なビタミンB6などのビタミンB群が豊富に含まれています。
代謝を上げることは、栄養の正しい吸収につながり、健康な体作りには欠かせないことです。
ビタミンB1には強い解毒作用があり、肝臓に脂肪が溜まることを防ぐ働きをしてくれます。同時に、ひよこ豆はカリウムの含有率が高いので、むくみの解消の効果もあります。
アルコールの摂取が多い人や外食で塩分を摂取し過ぎた場合などには、サラダなどにひよこ豆加えると、アルコールの分解の助けになったりむくみの予防になります。
ひよこ豆は、マグネシウムや亜鉛などのミネラルを豊富に含み、酵素の働きをサポートしたり、タンパク質の合成を行います。
ミネラルのうちカルシウムとマグネシウムは骨を丈夫にしたり骨粗鬆症予防の効果のみならず、ストレス対策や精神安定に効果を示すことが分かっています。
カルシウムの不足はイライラや不眠などの精神不安定を引き起こし、マグネシウムは神経の興奮を抑える作用や、セロトニンンの生成に必要といわれています。
乾燥した状態から茹でたひよこ豆にも、マグネシウムとカリウムが含まれます。料理にひよこ豆を加えることでミネラル不足を補うことができ、精神面の不調や体の不調などを改善する効果があります。
このように、代謝を正しく行うために必要な栄養素がひよこ豆には含まれているので、体の健康な維持に役立ちます。
ひよこ豆には、女性ホルモンのエストロゲンの働きに似たイソフラボンが含まれています。
エストロゲンの分泌が不足しているときには補う働きがあり、エストロゲンが過剰に分泌しているときにはその働きを抑える効果があると、女性ホルモンのバランスを整える働きをしてくれます。
女性は、更年期障害や月経不順、月経前症候群など女性特有の不調を抱えがちです。
ひよこ豆は、イソフラボンのほかに、亜鉛やカルシウム、マグネシウムなども含みますから、ホルモンバランスの調整や精神的なトラブルを緩和する効果が期待できます。
ひよこ豆には、亜鉛が豊富に含まれています。
亜鉛は細胞の生まれ代わりを促進させる効能があります。皮膚のトラブルや傷痕などの回復・再生を促すだけでなく、メラニン色素の代謝やコラーゲンの生成にも効果があることから美肌ミネラルとも呼ばれています。
ひよこ豆には、有効な栄養や成分が含有され複合的に働くことで、細胞の活性化、新陳代謝のアップ、免疫力の向上が図られる、肌の悩みの解消や美肌の効果にも役立ちます。