どくだみ茶は、独特の香りを放つ植物であるドクダミから作られるお茶です。
ドクダミは、10種類の薬効があるとして生薬名を「十薬(じゅうやく)」と呼び、さらに、地中で長い根を張り生命力が強い植物です。
どくだみ茶は、ノンカフェインで和のハーブティーです。ポリフェノールを含むため抗酸化作用で健康維持だけでなく、アンチエイジング効果も期待され飲まれています。
ノンカフェインのため、妊婦さんやお子さんも飲めますが、独特の風味を持つため好みがはっきりと分かれるお茶かもしれませんね。
今回は、どくだみ茶にどのような効果や効能があるのかをご紹介します。
目次
どくだみ茶の効果と効能
どくだみ茶には、むくみを解消したりデトックス効果があります。
どくだみ茶には、利尿作用や緩下作用があるクエルシトリンやイソクエルシトリン、同じく利尿作用のあるカリウムが含まれています。
体内の余分なナトリウムや水分の排出、穏かな排便を促して便秘を改善する効能があるため、むくみの解消や予防・デトックス効果があります。
どくだみ茶には、美肌効果があります。
どくだみ茶には、ニキビや吹き出物などの肌トラブルを予防する効能があります。
どくだみ茶の体内の老廃物や毒素の排出、便秘改善などのデトックス効果は、美肌づくりにつながります。
どくだみ茶には、肌のたるみやくすみを防ぐ効果があります。
どくだみ茶は、クエルシトリンなどのポリフェノール類を含むため、抗酸化作用があります。
これらには、肌のたるみやくすみの原因となる「糖化」を防ぐ効能や、アンチエイジング効果があります。
糖化とは、体内のタンパク質が摂取しすぎた糖質と結合したもので、糖化が進むとAGEs(最終糖化生成物)となって、老化を早める原因となります。
どくだみ茶には高血圧を予防する効果があります。
どくだみ茶に含まれる、クエルシトリンやイソクエルシトリンには利尿作用だけでなく、毛細血管を強化する働きもあります。
体内の過剰なナトリウムを排出しさらに血管を強化することで、高血圧を予防する効果が期待されます。
デカノイルアセトアルデヒドは、ドクダミが持つ独特な香り成分のひとつです。
デカノイルアセトアルデヒドには、強い殺菌や抗菌作用があります。水虫菌、食中毒や化膿の原因となる黄色ブドウ球菌の抑制に効果があるほど強い殺菌力を持ちます。
ただし、デカノイルアセトアルデヒドは揮発性が高い性質のため、乾燥してつくるお茶ではなく生の葉のみに含まれます。
ドクダミは、お茶として飲むだけでなく入浴剤として利用したり、葉を天ぷらにして食したりもします。
また、ドクダミは古くから民間薬として活用され、傷口の殺菌、おでき、痔、ニキビの炎症を静めるとして揉んだ生葉を塗り薬としても使用してきたそうです。
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