名称 | へちま | 分類 | ウリ科 |
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旬の時期 | 7~9月ごろ | 主な産地 | 沖縄、熊本、鹿児島、富山など |
へちまの旬は、7月から9月の夏にかけてです。
へちまは、開花から2週間頃の若い実を食用とします。果皮がやわらかく衝撃に弱いため、収穫と出回りほぼ同時期になっています。
食用にするへちまの種類には、へちまと、近縁種の十角糸瓜(トカドヘチマ)があります。旬の時期に違いはなく、トカドヘチマのほうが小ぶりです。
この時期は、同じくウリ科のきゅうり、冬瓜、ズッキーニなども旬を迎えます。ウリ科の野菜は水分が豊富で栄養価は低いですが、カリウムが豊富に含まれています。そのため、利尿作用、高血圧予防の効能があります。
へちま全国で栽培されていますが、育つにつれて中の繊維が固くなるため、大半はタワシなどに使用されています。食用としての栽培の産地は、沖縄、熊本、鹿児島が主となります。
へちまは、冷蔵での長期保存にも向かず、輸送中も衝撃で傷むため県外への出荷はほとんどありません。
沖縄では「ナーベーラー」と呼ばれ、夏野菜の代表的なものとされているため、特に盛んに植えられています。炒めものや酢味噌和え、お味噌汁や煮物で食べられています。
へちまから摂れる水分はへちま水として、古くから化粧水に利用されてきています。