つるむらさきの栄養と効能をご紹介します。つるむらさきは、ほうれん草のような見た目の緑黄色野菜。
独特の粘り気があり、おひたしやソテーなどとして調理され食されています。
馴染みのない方も多いかもしれませんが、つるむらさきにはさまざまな栄養効果があります。
今回はそんな、つるむらさきに含まれる栄養や効能について学んでいきましょう
目次
つるむらさきの栄養と効能
つるむらさきでまず注目すべき栄養は、β-カロテンです。
β-カロテンは、つるむらさきのような緑黄色野菜に多く含まれている栄養で、体内で必要なときにビタミンAに変換されて使われます。
そのため、皮膚や粘膜を健康に保ったり、視力機能を向上させたりする効能があります。
また、強い抗酸化作用があるため、老化防止やアンチエイジング、免疫力の強化にも効果が期待できます。
つるむらさきは、カルシウムがとても豊富に含まれています。つるむらさきのような野菜にカルシウムが含まれているのもちょっと意外ですね。
カルシウムは、骨や歯を作っている栄養で、乳製品・小魚・野菜類に多く含まれています。
年齢とともに骨がもろくなるのを防ぐためにも、高齢者の方にはしっかり摂りたい栄養のひとつです。
カルシウムは、ビタミンDと一緒に摂ると体内の吸収率を上げることができるので覚えておきましょう。ビタミンDが多く含まれている食品はきくらげやイワシ、イクラ、紅鮭などです。
つるむらさきには、マグネシウムの含有量が多いことも覚えておいてください。
マグネシウムは、カルシウムと同様に骨を形成するうえで必要なミネラルのひとつです。
また、マグネシウムは、筋肉中に存在するカルシウムを調整して、筋肉の収縮を正常化する効能があります。
マグネシウムが不足すると、生活習慣病のひとつである動脈硬化の原因にもなります。つるむらさきなどでこまめにマグネシウムを摂る習慣を身につけましょう
なお、マグネシウムとカルシウムは1対2ぐらいの割合で摂取するのが理想とされています。
つるむらさきには、ビタミンCが入っていることを見逃してはいけません
美容に欠かすことができないビタミンCは、美肌に必要なコラーゲンを作るために必要な栄養です。
さらに、美白・シミやそばかすの予防にも効能が期待できます。ビタミンCは壊れやすい栄養のため、こまめに摂り続けることがおすすめです。
ちなみに、つるむらさきのほかに、ビタミンCを多く含む食品は赤ピーマン、菜の花、ブロッコリー、アセロラなどがあります。
つるむらさきには、鉄分が含まれていることも忘れてはいけません。
鉄は、血液中で赤血球中のヘモグロビンの成分となり、貧血予防に効能のある栄養です。
鉄が不足すると、鉄欠乏性貧血になって、めまいや倦怠感・活動の低下などの原因になりますから注意してください。
鉄の体内吸収率を上げるには、ビタミンCとの同時摂取が効果的でしょう。
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