マルベリーは、和名で「クワの実」とも呼ばれる果実のことです。
見た目はラズベリーに似た果実です。葉は蚕(カイコ)が食べるクワの葉で知られています。日本ではかつて養蚕が盛んだったこともあり、各地に桑畑の名残があり、地方ごとに様々な品種が生まれ栽培されてきたそうです。
マルベリーは、他のベリー類と同様、バランスのとれた酸味と甘みをもち、果実酒やジャムの材料として用いられます。また現在では、スーパーフードとして注目が高まっています。
今回はマルベリーに含まれる効果や効能について、詳しくご説明します。
マルベリーには、ポリフェノールが含まれています。
マルベリーに含まれるポリフェノールには、強い抗酸化作用があるため、生活習慣病の予防や血流の改善、さらにアンチエイジングにも効果があります。
また、アントシアニンも含まれており、視力の回復や目の健康を維持する効能があります。
マルベリーには、ビタミンEも豊富で、女性にうれしい効果や効能を持ちます。
ビタミンEには末梢血管をひろげ、血行を良くする効能があります。 血流が良くなるため、冷え性や肩こりなどの改善に効果があります。
また、ビタミンEにも抗酸化作用があり、カラダの酸化を防いで老化を予防し、細胞を若々しく保つ効果があります。
マルベリーにはビタミンCも含まれています。
ビタミンCはストレス減退効果があることで知られてます。ストレスからカラダを守る「副腎皮質ホルモン」を合成するうえで欠かせない栄養素なのです。
また、ビタミンCは、免疫力のアップや美肌効果にも有効です。
マルベリーには、ミネラル類も含まれています。
骨の形成に関わるカルシウムやマグネシウムを含むため、骨を丈夫にする効能がり骨粗鬆症の予防に有効です。
また、カリウムは、ナトリウムの排出を促す効能もあるため、むくみの予防にもつながります。
その他、貧血予防に欠かせない鉄分や、味覚障害を防ぐ亜鉛なども含まれています。