カレイは、カレイ科の魚の総称です。カレイには20ほどの種類があり、マコガレイ、マガレイ、子持ちカレイなどが有名です。
煮つけやムニエルなどとして食卓に並ぶことの多いお馴染の魚ですね。そんなカレイは味だけではなく、驚くほどの栄養が豊富な食材でもあります。
今回はカレイに詰まった豊富な栄養とその効能を探っていきましょう。
カレイには、ビタミンB2が含まれています。
カレイに含まれているビタミンB2は、炭水化物、脂質、タンパク質の3大栄養素を体内でエネルギーに転換する際に必須の栄養素です。
特にダイエット中の方には、脂質の代謝を促すビタミンとして欠かせません。
また、動脈硬化の予防や、細胞の再生・新生にも効能があるため、日ごろから十分に摂取したい栄養のひとつと言えるでしょう。
カレイには、神経の働きを正常に保つために必要な栄養素、ビタミンB12も大量に含まれています。
このビタミンB12が不足すると、集中力の低下、気力の低下、手足のしびれ、さらにはうつ病を引き起こす原因にも。
これらの症状を改善・予防するためにも、ビタミンB12が多く含まれたカレイを食べることは大変効果的です。
さらに、ビタミンB12には造血作用があり、貧血予防の効能も期待できます。
カレイには、脂溶性のビタミンDが特に多く含まれています。
カレイに含まれているビタミンDは、健康な骨の維持と形成の促進などの役割を持つ栄養です。
血液中のカルシウムやリンと結びついて、体内に吸収されやすくすることで骨の形成をサポートしてくれます。
そのため、成長期や老年期には、骨の成長と維持のために積極的に摂りたい栄養素といえます。
カレイには、ミネラルの一種であるセレンの含有率が高いことでも知られています。
セレンは、強い抗酸化作用を持つ栄養素で、ガン防止や老化防止に効能があるとの研究結果もあります。
また、有害物質を解毒させる効能も持ち合わせています。
カレイには、補酵素して働くナイアシンが含まれていることも忘れてはいけません。
カレイに含まれているナイアシンは、皮膚炎の予防や改善に効能があることが確認されているほか、二日酔い対策にも効果的な栄養素です。
ナイアシンは、補酵素として働くだけでなく、体内活動のさまざまな面でサポ―トをしてくれる、守備範囲の広い栄養と言えるでしょう。
同じような見た目である、カレイとヒラメ。なかなか素人には見分けることは難しいかもしれません。
カレイとヒラメの分かりやすい見分け方は、一般的には右に顔が向いていたらカレイ、左に顔が向いていたらヒラメとされます。
もうひとつの見分け方としては、ヒラメと比べてカレイの方が歯が小さいという点もあります。
中には例外もあり絶対ではありませんが、カレイとヒラメで迷った場合は参考にしてみて下さい。
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