サチャインチナッツの効果と栄養についてお伝えしていきます。
サチャインチナッツ…あまり聞きなれない食品だと思いますが、一部メディアや健康通の間でスーパーフードとして話題の食品です。
サチャインチナッツは、ナッツ類に分類され、アマゾン原産の植物です。かわいらしい星形の実が特徴的です。ナッツとしてそのまま食べたり、オイルとしても利用されています。
今回はそんなサチャインチナッツについて、その効果と栄養をご紹介していきます。アマゾン原産のスーパーナッツの実力をご覧ください!
サチャインチナッツに含まれている栄養成分として、オメガ3脂肪酸が挙げられます。
オメガ3脂肪酸には様々な効果が知られていますが、肥満の予防や改善に重要になる中性脂肪を抑える効果が知られています。
オメガ3脂肪酸の中でもEPAは高脂血症の治療にも利用される栄養で、肥満対策やダイエットを目指すときに有用な成分です。
抗酸化作用によって中性脂肪が高いときに起こりやすい合併症を抑制する効果も期待できます。
血圧に対して寄与するのもサチャインチナッツの優れている効果です。
重要なのが豊富に含まれているαリノレン酸であり、αリノレン酸は体内で代謝されてDHAやEPAに変換されていきます。
EPAには血管を拡張させて血圧を低下させる直接的な作用があり、DHAには血管の状態を良好にする効能も認められていることから、相乗効果によって血圧を正常値に近づけられるようになるのが特徴です。
両方を効率的に機能させられる点でαリノレン酸が豊富なサチャインチナッツは血圧の改善を期待できます。
サチャインチナッツにはビタミンEも多く含まれています。
ビタミンEには抗酸化作用があることから、様々な角度からカラダの調子を整えてくれるのが特徴です。
その代表的なものとして動脈硬化を予防する効能です。
動脈硬化の原因として血管へのコレステロールの沈着がありますが、この原因になっているのが活性酸素による酸化です。ビタミンEには、活性酸素を除去し、酸化を防ぐ効果があり、結果的に動脈硬化の予防につながります。
サチャインチナッツに含まれているビタミンEの効果として、更年期障害の緩和もよく注目されています。
更年期障害の原因は閉経による女性ホルモン量の減少です。ビタミンEはホルモンの調節に関与しているため、不足しているとホルモンバランスが狂いやすくなってしまいます。
サチャインチナッツによってビタミンEを補給すると更年期障害の症状として典型的なのぼせやイライラ、ホットフラッシュなどを抑制することができると期待できるのです。
サチャインチナッツには豊富な栄養が含まれており、様々な効果があることが分かったと思います。
ただし、このサチャインチナッツ、スーパーやコンビニなどではあまり流通していません。やはり、知名度がまだ低いのでしょうね。
今後、栄養や効果にもっと目を向けられるようになると、もっと広く流通するようになるかもしれません。
今のところ、輸入食品店や健康専門店、通信販売によって購入するのが主流となっています。