とろろ昆布の栄養と効能

食品・食材とろろ昆布栄養効能
とろろ昆布shaved-kelp

とろろ昆布の栄養と効能は?- 美容や便秘改善など女性に嬉しい成分が満載!

とろろ昆布の栄養と効能

とろろ昆布の栄養と効能についてご紹介します。

とろろ昆布とは、マコンブやリシリコンブなどを酢につけて柔らかくし、削ったものです。

薄くスライスしてあるため、食べやすく色々な食材や調味料とマッチします。

今回はこうしたとろろ昆布に含まれている栄養と成分、効能をグラフや写真を交えて解説していきます。便秘対策や美容など女性に嬉しい成分が多く含まれているため、女性の方は必見の食材となります。ぜひ一読してみて下さい。

とろろ昆布に含まれている栄養や成分を見てみよう

とろろ昆布の主な栄養成分のレーダーチャート

とろろ昆布に含まれている主な栄養成分

エネルギー 水分 タンパク質 脂質 炭水化物 食物繊維 ナトリウム
117kcal 24.4g 6.5g 0.9g 50.2g 28.2g 2100mg
カリウム カルシウム マグネシウム リン 亜鉛
4800mg 650mg 520mg 190mg 3.6mg 1.1mg 0.08mg
マンガン ビタミンA ビタミンD ビタミンE ビタミンK ビタミンB1 ビタミンB2
0.19mg 64μg 0μg 0.8mg 150μg 0.33mg 0.28mg
ナイアシン ビタミンB6 ビタミンB12 葉酸 パントテン酸 ビオチン ビタミンC
1.0mg 0.02mg 0μg 32μg 0.14mg - 19mg

とろろ昆布(削り昆布)の100gあたりの成分表(Tr:微量、-:未測定「日本食品標準成分表2015年版(七訂)」より)

それでは早速、とろろ昆布に含まれている栄養や成分を見ていきましょう。

上のグラフはとろろ昆布100gに含まれている栄養を、レーダーチャート化したもので、下はとろろ昆布の成分表です。グラフを見ますと、炭水化物、食物繊維、ナトリウム、カリウム、カルシウム、鉄分、ビタミンB1などが多く含まれていることが分かります。

非常に多くの栄養が含まれているように見えますが、上のグラフには注意が必要です。グラフはとろろ昆布100gあたりに含まれている栄養を他の食品との平均値と比較し、5段階評価したものですが、とろろ昆布は水分量が約15%の乾物に該当します。

乾物は他の食品と比べ栄養素が多く出る傾向にあります(水分量が少ないため、その分、栄養素が多く検出される)ので、ご注意ください。と言っても、グラフを見ればなんとなくの成分分布や傾向といったものは分かりますね。

以下ではとろろ昆布に含まれているそれぞれの栄養と効能を詳しく解説していきます。

ミネラルが豊富に含まれる - 高血圧を予防する効能、むくみの解消、貧血を予防する効果など

海水のミネラルをイメージした画像

とろろ昆布でまず最初に注目すべき栄養はミネラルですね。とろろ昆布にはミネラルが豊富に含まれています。

一口にミネラルといっても様々ありますが、とろろ昆布に特に多く含まれているミネラルは、カリウム、ナトリウム、カルシウム、鉄分、リン、ヨウ素などです。かなり多くのミネラルが含まれています。

ミネラルがこれほど多く含まれている理由は、とろろ昆布の原料である昆布が海藻だからです。海にはたくさんのミネラルが溶けだしており、海藻はそれらのミネラルを吸収して成長しますね。

とろろ昆布に含まれているカリウムは細胞内外の水分量や浸透圧を調整する効能、高血圧の予防やむくみを解消する効果が期待できます。鉄分は酸素を全身に運ぶ働きがあり、鉄欠乏性貧血を予防する効能があります。

食物繊維も豊富 - 腸内環境の改善、血糖値の急上昇を防ぐ効能

お皿に盛ってあるとろろ昆布

とろろ昆布で次に注目すべき栄養は食物繊維です。グラフでも分かるように、とろろ昆布には非常に多くの食物繊維が含まれています。

とろろ昆布にはアルギン酸やフコイダンと呼ばれる食物繊維が多く含まれています。アルギン酸は昆布のネバネバ成分で、一緒に食べた食べ物と絡み合い、消化吸収を遅らせる働きがあります。

フコイダンはNK細胞やマクロファージを活性化させ、免疫力を高める効能が期待されます。アルギン酸、フコイダンいずれも水溶性の食物繊維で水に溶けやすく、血糖値の急上昇を防ぐ効能、腸内の善玉菌を増やす効果が期待できます。

うまみ成分のグルタミン酸 - 脳を活性化させる効能、リラックス効果

昆布の拡大画像

こちらも昆布に含まれる栄養成分としては有名ですね。昆布にはグルタミン酸が多く含まれています。

グルタミン酸とは、アミノ酸の一種で「うまみ成分」として有名な成分ですね。一時期、海外でも「UMAMI」として知れ渡った成分です。

グルタミン酸には酵素の働きにより、アンモニアと結びついてグルタミンを生成し、アンモニアを無毒化する働きがあります。

また、グルタミン酸は興奮系の神経伝達物質として働く作用があり、脳を活性化させる効能、記憶力を向上させる効果などが期待できます。また、リラックス効果のあるGABAを生成することから、ストレスの緩和に役立ちます。

便秘やむくみ解消、美容効果など女性に優しい成分がいっぱい!

健康的な女性の画像

とろろ昆布の栄養と効能を見てきましたが、実はとろろ昆布、女性に嬉しい成分が豊富に含まれています。

先ほどご紹介したように、とろろ昆布にはカリウムが豊富に含まれています。カリウムはむくみを解消する効能が期待できます。

また、とろろ昆布には食物繊維も豊富に含まれています。食物繊維は腸内環境を改善し、便秘を解消する効能が期待できます。さらに、とろろ昆布に含まれているフコキサンチンは体脂肪の燃焼を促す効果のある成分です。余分な脂肪を溜まりにくくすることが期待できます。

フコキサンチンには抗酸化作用があり、活性酸素を除去する働きがあります。肌の老化を進める活性酸素を除去することにより、アンチエイジングや美肌効果も期待できます。

むくみや便秘の解消、アンチエイジングや美肌など、とろろ昆布には女性にとって嬉しい効能がたくさんありますね。

とろろ昆布はお味噌汁に入れて食べるなど、とても食べやすい食材ですのでぜひ毎日の健康や美容に役立てて下さい。ただし、塩分がやや多いので食べ過ぎには注意して下さい。お味噌汁に入れて食べるくらいであれば問題ありません。

引用および参考:「日本食品標準成分表2015年版(七訂)

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