すももの仲間、ソルダム。
ソルダムは、果皮が緑がかった色なので、おいしいのかちょっと迷ってしまう見た目ですが、果肉は真っ赤で甘みと程よい酸味が絶妙の果物です。
ソルダムはすももに比べ大きめの果実が特徴で、80~100gほどの重さがあります
あまり馴染みがないかもしれませんが、ソルダムには豊富な栄養が含まれていることから、健康志向の高い人を中心に注目を集め始めています。
そんなソルダムの栄養や効能に、クローズアップしてみましょう。
目次
ソルダムの栄養と効能 一覧
ソルダムに含まれるポリフェノールは、アントシアニンです。
アントシアニンは、目の機能を向上させる効能があり、疲れ目など眼精疲労の改善や予防に効果があります。
また、数千種類という膨大なポリフェノールのすべてに共通する効能が抗酸化作用です。
体内に発生する有害な活性酸素の働きを抑制し、老化防止や免疫力の向上に働きます。
ソルダムの栄養素として特筆すべきは、なんといってもカリウムです。
カリウムは、体内でナトリウムに作用し、細胞中の水分量や浸透圧を適切な状態に保つ働きがあり、さらに利尿作用もあります。
そのため、むくみや高血圧を予防する効能があることでも知られています。
クエン酸は、ソルダムでも摂取することができます。
クエン酸の効能として一番よく知られているのは「疲労回復」で、体内の代謝経路「TCAサイクル」に作用することで、エネルギー生成を促します
また、血流の改善にも効果があり、肩こりや冷え性などの予防の効能もあります
コハク酸を含有しているのもソルダムの特徴です。
コハク酸は、血中のコレステロールを排出する効能があります。カラダへの効能としては、冷え性、肌荒れ、高血圧の改善効果が挙げられます。
コハク酸はサプリメントでも摂取できますが、ソルダムを積極的に食べるのもおすすめです。コハク酸とは、主にうま味成分の一種です。
ソルダムは葉酸も豊富です。葉酸は体内への吸収率が低いため必要量をしっかりと摂取することが大切です。
葉酸は、DNAやタンパク質を合成する上で欠かせない栄養で、胎児の先天異常を回避する効能があり、妊娠中の女性には葉酸が必須とされています。
また、「造血のビタミン」とも呼ばれ貧血の予防の効能もあります。
ソルダムとプラムは、どちらもすももの仲間です。
ソルダムは、果皮が赤と緑色をして果肉が赤く甘酸っぱい味です。また熟すと果皮が濃い赤色になります。
一方、プラムは果皮が赤く果肉は黄色く、甘味が強いという違いがあります。
また、プラムは日本すもも、プルーンは西洋すももとして、大別されています。
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