ミネラルに分類されるカリウム。あまりピンとこない栄養素ですね。
カリウムがカラダにどのような効能や効果をあたえるのか、スラスラ言える人は少ないかもしれません。
今回はそんなカリウムについて勉強していきます。少々、難しい説明が続きますが、がんばってついてきて下さい。
カリウムには細胞内外の水分量や浸透圧を調節する効果があります。
カリウムの最大の働きはコレですね。
細胞壁にはカリウムとナトリウムが相互に連携して、細胞内外の水分量や浸透圧を調整する働きがあります。
カリウムとナトリウムは相互にポンプのような働きをして、カリウムイオンとナトリウムイオンのバランスを保つことで、細胞内外の水分や浸透圧を調節しています。
カリウムにはナトリウムの排泄を促す効能があります。
カリウムにはナトリウムが腎臓で再吸収されるのを抑制して、尿として排泄を促す働きがあります。
ナトリウムがうまく排泄されることによって、高血圧の予防やむくみの解消にも効果的です。
カリウムには筋肉の収縮を正常に行う効果があります。
筋肉を収縮させる際にナトリウムとカリウムの間に電位変化が生じます。この電位の変化により筋肉が収縮します。
カリウムを摂ることにより、こうした筋肉の収縮を正常に行う効果があります。