目を温め、目の疲れを癒してくれるホットアイマスク。
ホットアイマスクには、蒸しタオルや使い捨て、あずき入りやUSBタイプのものど、さまざまな種類が出回っていすが、おもに目の疲れをとる目的で使用されています。
近年は、スマホやパソコンなどで目を酷使することで、眼精疲労の増加、肩こり、頭痛など、さまざまな症状を引き起こし身体的な疲労にもつながる、VDT(Visual Display Terminal)症候群の注目が高まっています。
今回は、ホットアイマスクの効果についてご紹介します。
ホットアイマスクには眼精疲労の改善の効果があります。
ホットアイマスクで目を温めると、目の筋肉である「毛様体筋」をほぐすことができます。
毛様体筋をほぐすことで、目を酷使して起こすコリや緊張を和らげ血流を良くするため、眼精疲労の改善に効果があります。
「毛様体筋」とは、見る物のピントを合わせるために水晶体の厚さを調節する筋肉です。遠くを見る時は筋肉が緩み、近くを見る時は緊張した状態になります。
そのため、スマホなど近くをみる作業を続けていると、毛様体筋が緊張し続けるため筋肉に負担をかけ、目のかすみや疲れ目、ドライアイなど眼精疲労の原因となります。
ホットアイマスクの眼精疲労の解消効果には、副交感神経を優位にする効果もあります。
副交感神経を優位にすることで、カラダや精神的なリラックス効果を得ることができます。
毛様体筋の調節は自律神経の働きです。副交感神経は近くを見る時に働きますが、長時間近くを見続けていると交感神経の働きが高まります。
ホットアイマスクには快眠効果があります。
就寝前にホットアイマスクで目を温めると、副交感神経を優位にし血流を促すことで快眠に導くことができます。
睡眠の質が高まることで、カラダの疲労も改善することができ、翌日すっきりと起きることもできるので、日中のパフォーマンスの低下をを防ぐことができます。
ホットアイマスクを利用することで、眼精疲労からくる肩こりや頭痛の改善に効果があります。
ホットアイマスクで、目の筋肉の緊張を和らげ血流を改善することで、首や肩の筋肉の緊張もほぐすことができ、肩こりや頭痛を改善することもできます。
眼精疲労がひどくなると、首筋から肩にかけての筋肉が緊張して血行不良となるため、肩こりや頭痛につながり、さらに翌日の寝覚めの良し悪しにもつながります。
ホットアイマスクには、女性の悩みの一つでもある目の下のクマを解消する効果があります。
ホットアイマスクで、目の周りの血流を良くすることで目の下のクマを解消する効果があります。特に青グマと呼ばれる、血行不良が原因のクマには効果的です。
また、顔の血流もよくなるため、くすみの解消や血色を良くする効果、目の周りのシワやちりめんじわを防ぐ効果もあります。