散歩には数々の健康効果があります。
あまり運動にならないのでは?と思われがちですが、実はウォーキングに匹敵するほどの消費カロリーがあることがわかっています。
周りの景色を楽しみながらのんびり歩く散歩ならではの効果を含めて、散歩の具体的な効果をご紹介していきます。
散歩は腕の振りや姿勢を意識したウォーキングに匹敵する運動効果があります。
もちろん、速足で歩くウォーキングよりは若干消費カロリーは少なめですが、それでも散歩とウォーキングの消費カロリーにはそれほど大きな差は見られません
ですから、高齢者やあまり体力に自信のない人が軽い運動として行うのであれば、散歩でも十分な運動になるということです。
朝の散歩は体内時計を整える効果があります。
朝日を浴びながら散歩をすると、体内時計のずれがリセットされ、正しい生活リズムに戻ります。
また、散歩はジョギングなどと違い、目覚めてから徐々に体温を上げていくため、心臓などにあまり負担をかけずに全身の筋肉を活動モードにすることができます。
体内時計が整うと、朝は決まった時間に目が覚め、夜も早めに眠くなるため、夜更かしを防止し、早寝早起きを習慣づけることにもつながります。不眠症の解消にも役立ちますね。
成長ホルモンの分泌量が増える夜10時~深夜2時にかけての睡眠をしっかり取れるようになるため、朝の散歩で体内時計を整えることは、美容や健康にもとてもよい効果があると言えます。
低体温の人は免疫力が低く、風邪を引いたり病気にかかりやすい傾向にあります
低体温の原因は筋肉量不足にあることが多く、そのような人は、筋肉量を増やして体温を上げる必要があります。
しかし、いきなり筋力が必要な運動から始めることが難しいため、散歩で軽い運動習慣をつけることが大事です。
散歩をすることで徐々に筋肉量が増え、平熱を高めに保つことができるようになります。
平熱を高めることができると、基礎代謝が上がり、免疫力もアップします。
散歩は歩くことだけに専念しなくてもよい点が精神的なリフレッシュにつながります。
運動を意識せずに景色を楽しむことができ、新しい発見を期待してコースを変えることも簡単です。
散歩の場合は、途中で休みながらゆっくり歩くことも、目的地を決めて速足で歩くこともでき、フォームや歩く速さなどに特別なきまりがありません。
散歩は自由度が高く、ストレスもかかりにくい運動であるため、気分転換になり、うつ病の治療にも効果があります。
散歩で酸素を取り入れながら筋肉を使うと血行が良くなります。
そうすると、脳への血流も増え、酸素も多く運ばれるようになります。
脳が働きやすい状態になるため、座ったままでは解決できなかった悩みが解決できたり、新しいアイデアが浮かんだりしやすくなります。
スティーブ・ジョブス氏が散歩をしながら考え事をし、「散歩ミーティング」を取り入れていたことは有名な話です。
散歩をすると血行がよくなり酸素が脳まで行き届きやすくなるうえに、セロトニンの分泌が増えることが頭の回転を速くする効果につながっています。