旅行は心やカラダによい影響を与えます。
転地療法のように活動の場所を移すことによって、症状を緩和させる治療法があると言われています。
「旅行に行きたい!」と感じるのは心やカラダが疲れている証拠。今回は、そんな旅行について、旅行にはどのような健康効果があるのかをご紹介します。
仕事漬けのそこのあなた!たまには休暇をとって、旅行に出かけてみてはいかがですか?
旅行では日常と違う環境で1日を過ごすことになります。
そのため、日頃の生活でストレスを感じていた人は、そのストレスを感じなくてすむ環境で過ごせるため、ストレス解消に効果があります。
日常生活で悩みや怒りを感じていた人は、まったく異なった環境で過ごすことによって感情がリセットされます。
また、旅行には客観的に悩みや怒りの原因を見つけるきっかけにもなりますね。
ちなみに、ストレスを感じているとき、人のカラダの中では副腎皮質ホルモンの1つコルチゾールが分泌されます。
このホルモンは、旅行中にだんだん減少していくことが分かっています。
旅行には心も身体もリラックスさせ、幸福感や達成感など健康的な感覚をもたらす効果があります。
旅行中は初日の夜を中心に、セロトニンという幸福感をもたらす成分が脳内に多く分泌されます。
また、脳内にはセロトニン以外にもα波が多く出るようになるため、リラックス効果が高いことがわかります。
特に、リラックス度が高くなるのは男性で、普段あまり旅行をしない人や内向的な性格の人ほど旅行によるリラックス効果が顕著に表れます。
旅行中はナチュラルキラー細胞の働きが活発化する効果があります。
ナチュラルキラー細胞とは、ガン細胞の増殖を抑える力を持つとされる強力な免疫細胞です。
また、旅行中は動脈硬化など身体の老化を防ぐ、SOD活性の数値も上昇することが知られています。
ナチュラルキラー細胞の働きとSOD活性の数値は、ストレスがかかることによって低下する特徴があります。
そのため、旅行の非日常性で精神的な解放感を味わえることが、免疫力のアップに効果的と考えられます。
旅行では訪れる場所によって健康効果が異なります。
例えば、温泉は症状に合ったものを選び、正しく入浴することによって健康効果が期待できます。
温泉は療養にも用いられるものですから、その効能を信じて入浴することで更に効果が高まります。
また、森林や滝など、マイナスイオンを発生させるリラックス効果の高い場所を訪れると、旅行に行くことでもたらされる以上の健康効果を得ることができます
ただ、これら健康効果を得るためには、まず心から旅行を楽しむことが大事です