アンチエイジングにおすすめの食べ物をお伝えします。
女性にとって、避けられるものであれば避けたいと思うのが、老化ではないでしょうか。知らないうちにできているシワやシミ、肌の衰えなど、鏡を覗き込むのが苦痛になってしまいますね。
誰にでも老化は訪れるとは知りつつも、いつまでも若々しくありたいと願うのも女性ならではです。そこで紹介したいのがアンチエイジングに効果的だといわれる食べ物です。
ここでは、健康的にアンチエイジングが自宅で簡単にできき、なおかつ身近で買い求めやすいおすすめの食べ物を4つご紹介します。
アンチエイジングにおすすめのひとつとして挙げられるのは、ポリフェノールの一種であるカテキンを含む「緑茶」です。
身体の老化の原因はさまざまですが、美容の観点からみると、身体の老化はまず「酸化」に原因があります。
私たちは常に呼吸によって酸素を摂り入れ、血液によって身体のすみずみまで酸素が運ばれています。酸素は生体にとっては欠かせないものですが、代謝の過程で活性酸素が発生します。
この活性酸素は酸素を吸えば必ずできるものですが、増えすぎると酸化し身体が錆びてしまうことがあります。酸化によって細胞の老化が早まり、肌はたるんでシワができるといった肌のトラブルのみならず、生活習慣病にも結びつくことがあります。
そんな活性酸素の発生を抑え、除去するのが抗酸化物質です。特に抗酸化力が高いのは、5,000以上もの種類が自然界に存在するといわれているポリフェノールです。
中でも手に入りやすい緑茶はカテキンが豊富。カテキンはポリフェノールの一種ですから、アンチエイジングに優れる成分です。
お茶は飲んだり抹茶を利用したスイーツを食べたりなど、手軽に摂ることができます。お茶は身近な抗酸化物質として摂取しやすくおすすめです。
アンチエイジングにおすすめで、とても身近な食べ物のひとつがニンジンです。
ニンジンにはカロテンが含まれているのは広く知られていることです。このカロテンはカロテノイドの一種で、ニンジンに含まれるβ-カロテンやα-カロテンが抗酸化成分となります。
特に、β-カロテンは摂取後に体内でビタミンAに変わりますが、効果は老化だけではなく、美肌にも良いという女性には嬉しい効果を期待できるのです。
さらに、食物繊維も多く含むため、腸内環境を整え便秘改善にも有効とされています。
このように、ニンジンを摂り入れることで身体の酸化防止から美肌、腸内環境を整えることまで効果が期待できる、アンチエイジングに向いた食べ物なのです。
とても身近でさまざまな料理に使いやすい食材に抗酸化物質が多く含まれているのは大変嬉しいですね。調理の際には、油と一緒に摂ることでカロテンの吸収がよくなるので、炒め物やサラダと大いに活用できます。
カテキンやカロテンだけが抗酸化物質とは限りません。
実は蕎麦に含まれるルチンも、アンチエイジングに働きます。ルチンはポリフェノールの一種であるフラボノイドに属し、強い抗酸化力で活性酸素を除去します。
生きている限り活性酸素を生み出すのが宿命である私たちにとっては、この活性酸素を除去し、身体の酸化を防止する役割がある、ルチンを多く摂取したいものです。
さらに、ルチンには血流を良くして血圧を下げるという健康効果も注目されています。
ルチンを多く含む食べ物の代表が「蕎麦」です。実は蕎麦には抗酸化作用のあるルチンだけではなく、ビタミンやミネラルも含むため、積極的に摂りたい食材のひとつです。
蕎麦の中でも韃靼(だったん)そばにおけるルチンの含有量は、通常の蕎麦の100倍と言われ、非常に多くのルチンを含んでいます。
蕎麦に含まれるルチンをしっかりと摂るには、最後にそば湯もいただきましょう。ルチンは水溶性の成分なので、蕎麦のゆで汁に流れ出ています。
老化によって増えるのはシワだけではありません。いつの間にかできているシミや日焼け。シミのない透明感のある若々しい肌をいつまでもキープしたいものです。
そこでおすすめなのがパプリカ。パプリカで美白や美肌も手に入れましょう。
特にアンチエイジングにおすすめなのは黄色のパプリカです。含有されるビタミンCの強い抗酸化力が病気や身体の老化のみならず、美肌や美白にも効果が期待できます。
さらに、ビタミンCはビタミンEの働きを活発にする作用もります。「若返りのビタミン」とも言われているビタミンEを助け、肌のターンオーバーを促進する効果もあるといわれています。
黄色のパプリカの栄養には、他にも肌の老化を防ぐルテインも豊富です。
このように、普段の生活で口にする食べ物のなかには、効果的にアンチエイジングができるものがあるのです。それぞれの特徴を理解しながら食生活にバランス良く摂り入れ、美味しくアンチエイジングに取り組みましょう。