暑熱順化で夏バテ、熱中症予防について

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暑熱順化で暑さに負けないカラダつくり - 夏バテ、熱中症予防に!

暑熱順化で暑さに負けないカラダつくり - 夏バテ、熱中症予防に!

年々、熱さが増していく夏。夏バテや熱中症、クーラー病などの対策は、夏を迎えると必ずテレビや雑誌で話題になります。そんな中、最近注目され始めているのが「暑熱順化」です。

夏バテと熱中症の対策については以前に紹介しましたが、急激に暑くなると、カラダは体温を調節する機能が上手に働きません。また、運動部不足や冷房の効いた室内に長時間いる方も同様です。

今回ご紹介する暑熱順化は、カラダを暑さに慣れさせ、急激にやってくる夏の暑さに耐えられるカラダをつくる方法です。

本格的な夏が来る前に「暑熱順化」で暑さに強いカラダをつくり、熱中症や夏バテを防ぎましょう。

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そもそも、暑熱順化ってなに?

そもそも、暑熱順化ってなに?

暑熱順化(しょねつじゅんか)とは、暑さにカラダを慣れさせることです。暑さに強いカラダをつくり、熱中症の予防や夏バテを防ぐようにします。

なぜ、暑熱順化が必要なのかというと、暑さに慣れていない方はカラダが余分な熱を放出しにくいため、それほど気温が高くない状況でも熱中症にかかりやすくなっているからです。

暑熱順化でカラダが暑さに適応できるようになると、体温調節が上手にできるため、熱中症のリスクを下げることができます。暑熱順化を始めると1~2週間ほどで効果があらわれてきます。また、効果ので方は人それぞれなので、期間は長めに考えた方が良そうです。

そのため、真夏になってから熱中症対策をするよりも、6月の気温が上がり始める頃から暑熱順化を行うことで、暑さに耐えられる強いカラダがつくれます。

関連記事:暑熱順化とは?

意外にも、6月は熱中症にかかる人が多い

意外にも、6月は熱中症にかかる人が多い

熱中症は猛暑のイメージが強いですが、以外にも6月は7、8月に続いて多い時期です。

梅雨時でも熱中症にかかる方が多いのは、急激な暑さにカラダが耐えられず、上手に体温調節ができないためです。それと同時に、 梅雨時は、カラダを冷やすためにかいた汗も湿度が高く蒸発しにくいため、体内に熱がこもりやすいのが原因です。

また、年々、猛暑日が続くこともありますが、運動不足や一日中冷房のきいた涼しい部屋にいると、体温調節がうまくできなくなります。それに加え、日本には四季があるため、カラダが激しい気温の変化についていけないことも、熱中症にかかやすい原因とされています。

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暑熱順化のポイントは、汗をかくこと

暑熱順化のポイントは、汗をかくこと

暑熱順化では、汗をかくのがポイントです。体内の温度が上がりすぎると放熱(熱放散)して下げようとします。

カラダが暑さに慣れていないと暑いと感じても、皮膚の血流量が増えにくく、皮膚の表面から放熱ができません。また、うまく発汗もできないため、汗とともに体内のナトリウムが大量に排出されてしまい、体液のバランスが崩れます。

その結果、体液のバランスを保とうと、汗の出る量を抑えてしまいます。汗の蒸発による気化熱がないためカラダが冷えず、体内に熱がこもり熱中症を起こしやすくなります。

暑熱順化を行うことで、体温が上がっても早い段階で皮膚の血流量が増え、皮膚から体内の熱を放出しやすくなります。また、上手に汗をかけるようにもなります。汗とともにナトリウムも適切な量がでていくため、体液のバランスが崩れず熱中症にかかりにくくなります。

さらに、汗の質も変わります。普段から汗をかきにくい方は、暑熱順化をする前の汗はベタベタとしていますが、暑熱順化後はサラサラとした汗をかくようになります。

少しきついと感じる運動で発汗を - 激しい運動はキケン!

少しきついと感じる運動で発汗を - 激しい運動はキケン!

暑熱順化の一つめは、運動で汗をかくことです。無理なく続けることで、2週間ほどで自力で汗をかけるようになってきます。

運動は少しきついと感じる程度のものが良いでしょう。普段、運動をしていない方が急にハードな運動を行うと、かえって具合が悪くなったりケガをしたりと危険です。また、炎天下の中で行ったり、厚着やサウナスーツを着て無理に汗をかくのも禁物です。

暑熱順化で効果的な運動は、ウォーキングです。まずは、一日10~15分程度のウォーキングを2~3回に分けて行い、汗ばむ程度のスピードで歩くようにします。徐々にカラダを慣らすため、2~3日はこのペースで行います。

カラダの疲労感が初日よりも少なくなっているようでしたら、カラダが慣れてきた証拠です。また、2~3日たっても慣れた感じがしない場合は、4~5日ほど続けてください。

そして、慣れてきたら30分間のウォーキングに切り換え、強度を上げ息が上がるくらいの早歩きをして、しっかりと汗をかくようにします。また、運動はウォーキング以外にも自転車や、ジョギングなども有効です。

体調がすぐれないときは無理に行わず、運動中はしっかりと休憩を挟みます。また、運動中やその前後には水分補給を忘れず、脱水にはくれぐれも注意してください。

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入浴で発汗量をアップ - シャワーで済ませるのは厳禁!

入浴で発汗量をアップ - シャワーで済ませるのは厳禁!

入浴で汗をかくことも、暑熱順化のひとつです。入浴で汗腺を鍛え、しっかりと汗をかくようにして、上手に体温調節をできるようにします。

暑熱順化ではシャワーで済まさず、湯船にしっかりと浸かるのが大切です。肩まで浸かり40℃のお湯に10分ほど入って、カラダを芯まで温めて汗をかくようにします。

また、入浴剤の使用も効果的です。中でも、高濃度炭酸の入浴剤は、血管を拡張させて血流量を増やすとともに、発汗作用も高めてくれます。お風呂から上がった後も、エアコンや扇風機にあたらず、自然にカラダの火照りを冷まします。

一週間ほど続けると、汗腺の働きが活発になり汗をしっかりとかけるようになります。また、サウナ半身浴もおすすめです。

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エアコンは適度に使い、時々は外気を取り入れる

エアコンは適度に使い、時々は外気を取り入れる

暑熱順化では、エアコンの使用を適度にすることも大切です。冷房で冷えた室内に居続けると、上手に体温調節ができなくなり、汗をかきにくい体質にしてしまいます。

エアコンの設定温度は少し高めにしたり、時々は窓を開けて外気を取り入れましょう。梅雨は蒸し暑い時期ですが、この時期からカラダを熱さに慣れさせるのがポイントです。

ただし、エアコンは使ってはダメという分けではありません。あくまでも、汗をかかない生活がないように、適度にエアコンを使用します。エアコンをガマンして使わないのも、かえって具合を悪くしてしまうのでほどよく使いましょう。

暑熱順化は、運動と入浴のどちらかを行うより、運動と入浴の両方を行うのが効果的です。それと同時に、エアコンも適切に使うことでより効果を高められます。

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