抗酸化物質とは

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抗酸化物質antioxidant

抗酸化物質とは?

抗酸化物質とは、酸素が関与する有害な反応を抑制もしくは除去する物質の総称です。

抗酸化物質には、生体由来の食べ物あるいは工業原料の添加物として合成されたものが存在し、利用範囲は酸素化反応の防止以外にも、酸化還元反応などに用いられています。

酸素が関与する酸化反応は生命にとって極めて重要ですが、利用されなかった分は酸化し、カラダをサビさせる原因となります。

食べ物などで酸化反応が起こると、変質や生体にとって不都合な化学変化の原因となります。食べ物と酸素が反応して細胞に損傷を与え、細胞死などの原因となるからです。

そこで、効果を発揮するのが抗酸化物質です。抗酸化物質はその活性酸素と関連する物質を排除するために反応することで、酸素由来の有害反応を停止させる効果があります。

人間でも酸化ストレスというものがあり、アルツハイマー型認知症やパーキンソン病、心血管疾患などに関与しているとされています。

このような疾患の予防にも抗酸化物質は有効とされており、天然由来の抗酸化物質が酸化防止剤やサプリメントの研究・開発など、医学・栄養学・食品化学の分野で注目を集めています。

抗酸化物質は食べ物から摂取でき、ビタミンE(ひまわり油、アーモンド、魚卵など)、カロテノイド(ニンジントマト緑黄色野菜など)、ポリフェノール(緑茶大豆など)を含む食品などに含まれています。

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