指定添加物とは

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指定添加物とは?

指定添加物とは、食品や飲食物に利用しても良いと認められている食品添加物のことです。

化学的合成されたものや天然添加物など、製造工程の違いに関係なく、指定添加物に指定されたものでないと、飲食物に添加することはできません。

食品衛生法施行規則別表第1「指定添加物リスト」を参考にすると、2016年10月6日までに454品目が登録されています。指定添加物は、食品衛生法によって定められた項目の一つです。

その他にも長年使用されて安全だという実績のある既存添加物、リンゴオレンジなどの柑橘類・ミルクなどの乳製品から得られる天然香料、天然果汁などを着色する一般飲食物添加物があります。

指定添加物は、目的別にも指定されています。豆腐の凝固剤のように食品加工工程において欠かすことのできない添加物、乳化剤・増粘安定剤など風味や食感や色合いを改善するための添加物、ビタミンC・Eなどの酸化防止剤、保存料、防カビ料、殺菌料などの添加物が主です。

この他にも、栄養成分を強化した栄養強化食品に使用されるビタミン類やミネラル類、アミノ酸なども指定添加物に指定されています。

指定添加物を決めるのは厚生労働省の食品安全委員会です。委員会では、人の健康を損なう恐れのない場合に限り、成分の規格や使用の基準を定め、一人あたりの摂取量などを調査してから決定しています。

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