自己免疫疾患とは

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自己免疫疾患autoimmune-disorder

自己免疫疾患とは?

自己免疫疾患とは、自身の持つ免疫機能が正常に反応しなくなり、正常な細胞に対して過剰に反応・攻撃することです。細胞・組織に炎症などが生じてしまう疾患の総称を言います。

自己免疫疾患は、カラダに備わっている排除する役割を持つ免疫機能が、体内に入った異物を認識することにより、自分自身の正常な細胞や組織に対して敵対反応を起こします。

自己免疫疾患は、女性の発症が多いことから、明確ではありませんが、ホルモンが関係しているということと、ストレスも原因としてあげられています。ストレスがたまることで免疫力が下がり、風邪などを拗らせて発症するのではないかと考えられています。

自己免疫疾患なのかどうかは「クームス試験」という検査でを行い、免疫抗体が存在しているを判断します。

自己免疫疾患は2つに大別すると、全身に影響が出る「全身性自己免疫疾患」の全身性エリテマトーデス、多発性筋炎、皮膚筋炎、関節リウマチ。

一部の臓器にだけ影響がある「臓器特異型自己免疫疾患」の重症筋無力症、自己免疫性肝炎、慢性円板状エリテマトーデス、自己免疫性視神経症があります。

治療方法は、病気によって異なりますが主に、ステロイドや免疫抑制剤などを使用し、炎症を抑えて過剰に免疫機能が反応しないように抑えます。

しかし、これらの薬により細菌・ウイルスに対する免疫力も低下してしまうため、くれぐれも合併症には気を付けなければいけません。

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