脳内物質とは

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脳内物質brain-substance

脳内物質とは?

脳内物質とは、脳より分泌され体内の細胞を刺激し、人の行動に強い影響を与える物質のことです。

脳内物質には神経伝達物質と脳内ホルモンがあります。シナプスで情報伝達を介在し局所的に作用する物質を神経伝達物質。循環器などにより大局的に作用するものを脳内ホルモンと呼びます。

人間の脳の中には様々な作用を持つ脳内物質が存在しており、状況に応じて必要な物質が無自覚状態で分泌されます。そして人間の行動や能力、精神面などを左右しているのです。

その中でも、特に重要な機能に影響を与える脳内物質であるセロトニン、ドーパミン、ノルアドレナリンの事を三大脳内物質と呼びます。

セロトニンは、別名幸せホルモンとも呼ばれます。その名の通り精神を安定させ、幸福感を感じさせることにより、大きなストレスにもたらされる不安感や怒りなどのネガティブな感情を抑制します。そして、夜間はメラトニンに変化して眠りに誘います。

ドーパミンは喜びの感情によって分泌される物質で、快感をもたらすことで集中力や向上心などやる気を呼び起こします。

ノルアドレナリンは強い疲労時やストレスを感じている場合に分泌されます。集中力や戦う力を高めてくれますが、過度に分泌されると攻撃性も高めてしまう物質です。

また、こういった脳内物質の分泌を過不足なく促し、体内や精神のバランスをとるためには、薬の使用以外にも健康的な食生活や適度な運動の継続も高い効果が認められています。

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