化学調味料とは

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化学調味料とは?

化学調味料とは、主にグルタミン酸ナトリウムが含まれた、うま味調味料のことを指しています。

グルタミン酸は、水に溶けにくいため、そのままでは調味料とし使いにくくなっています。そのため、ナトリウムをくっつけて溶けやすくしています。

うま味は、甘味、酸味、塩味、苦味と並ぶ5つの基本味の一つです。グルタミン酸は、アミノ酸の一種で、昆布に多く含まれているうま味成分です。

その他にも、かつお節に多く含まれるイノシシ酸や、干しシイタケに含まれるグアニル酸も化学調味料の種類として知られています。

化学調味料が発見されたのは1900年で、現在の東京大学である東京帝国大学の池田菊苗博士の研究によるものでした。化学調味料という名前は、元々調味料メーカーとして有名な「味の素」が、「うま味調味料」という名前で1909年に販売したものです。

昭和30年代に国営放送のNHKにて、味の素のうま味調理料を料理番組で使用する際、公共放送という立場から商品名を放送することができず、「化学調味料」と呼んだことから世間に広まりました。

ほとんどの化学調味料の原料はサトウキビが値用されています。サトウキビから取り出した糖蜜に発酵菌を入た、発酵法で作られています。

化学調味料は塩や砂糖と同じように、長期間品質が変わりませんので賞味期限の表示はありません。保存する際には、湿気が入らないように蓋をしっかりと閉め、詰め替え用は容器に移して、常温で保存するようにしましょう。

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