食品添加物とは

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食品添加物とは?

食品添加物とは、食品の製造過程、もしくは加工や保存の目的で使用する保存料、着色料、香料等のことをいいます。

食品添加物という言葉が作られたのは昭和22年ですが、実際の歴史はそれよりも遥かに長いと言われています。古代ローマでは、食肉の加工に岩塩を使用し、古代中国でも豆腐作りにはにがりを用いていました。

以前は合成添加物のみを指していましたが、平成7年の食品衛生法改正に伴い、指定範囲が広がったため、天然由来の添加物も食品添加物として認められるようになりました。その数は400種類以上にものぼっています。

しかし、使用目的が合致しているからといって、食品添加物として認定されるわけではありません。使用が許可されるのは、食品安全委員会が安全性と有効性をさまざまな角度から科学的に評価し、厚生労働大臣が認めたもののみに限定されています。

また、いつも口にするものだからこそ、徹底した安全管理のもとで使用されています。一生涯、口にしても健康への悪影響がないとされる、一日の許容摂取量を十分下回るように、使用基準が定められています。

食品添加物を添加しなければ作れない食品もあるなど、今や食卓に欠かせないものとなっている。栄養価を高めたり、より美味しくなるようにと使われたりすることも多く、食料資源の有効利用という意味でも重要な役割を果たしています。

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