食品安全委員会とは

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食品安全委員会とは?

食品安全委員会とは、内閣府に設置されている機関の1つです。

「食品に含まれる可能性のある添加物、農薬や微生物などの危害要因が人の健康に与える影響についてリスク評価を行なう」ことを目的に、平成15年7月に発足しました。

食品安全委員会の具体的な活動内容は、どの程度の危害要因を摂取するとどの位の確立で深刻な健康被害が発生するか、客観的なデータに基づいてリスク評価を行ない、関連機関に対し具体的な対策をとるよう勧告を行なうことです。

リスク評価は、厚生労働省や農林水産省などからの要請に基づき行なわれます。ですが、食品安全委員会が独自に評価が必要と判断した場合は、「自ら評価」と呼ばれる独自評価も行なっており、設立以来12年で1200件を超える実績をあげています。

食品安全委員会ではリスク評価を行なうにあたり、科学的知見に基づき客観的かつ中立公正さを担保するため、規制や指導などを行なう行政機関から干渉を受けないよう、独立性が保たれています。

食品安全委員会は7名で構成され、衆参両議院の同意を得たうえで内閣総理大臣が任命します。尚、任期は3年で再任も可能です。

委員会の下には実働部隊として、添加物やかび等の自然毒といった危害要因ごとに11の専門調査会と、特定の分野において集中的に審議を行なうワーキンググループが設置され、約200名の医師や科学者が所属しています。

また、組織を統括し、総務的な役割やリスク管理などを行なうため、4課2官から成る事務局も設置されています。

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