虚弱体質とは、明確な定義はありませんが、病気などの原因がないにも関わらず体の不調が続き、常態化していることをいいます。
そのために、「体質」としかいいようがないのが実情です。「体力がなくて疲れやすい」「消化力が弱くてお腹を壊しやすい」「免疫力が弱くて風邪を引きやすい」といったような症状を訴えます。
虚弱体質者は、ほとんど生まれつきといってよいほど初期からこのような特徴を持っていることが多いようです。「虚弱児」などといわれますが、子供時代に限らず、大人になっても虚弱体質のままであることもあります。
顔色が悪く貧血気味、食が細くてやせている、神経質など、弱々しいもやしっ子のようなイメージがありますが、必ずしも虚弱体質者の外見上の特徴と一致するわけではありません。
虚弱体質の改善には、食生活の見直やジョギングなどの有酸素運動が推奨されることが一般的なようです。
食生活の改善に関しては、まずは基本の三大栄養素に加え、ビタミン・ミネラルといった栄養素を、偏りなく摂取しましょう。食が細い人は、回数を増やす、食べやすい形にするなどの工夫をしてするのがおすすめです。
また、最近では漢方薬にも保険適用される場合があるので、疲れやすいというような症状が強いならは、お医者さんに相談してください。