フリーラジカルとは

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フリーラジカルfree-radical

フリーラジカルとは?

フリーラジカルとは、活性酸素の一種で、さまざまな病気や老化などの原因に関わる物質です。

フリーは「自由な」、ラジカルは「過激な」という意味で、フリーラジカルは「自由な過激分子」という意味になるそうです。

フリーラジカルという言葉は、活性酸素という言葉が有名になったと同時に、知られるようになりましたが「フリーラジカル=活性酸素」と、同じものではありません。

これは、4種類の活性酸素の中でも「スーパーオキサイド」と「ヒドロキシラジカル」がフリーラジカルになります。また、活性酸素ではないフリーラジカルも存在します。

フリーラジカルは不安定な分子を持つため、安定した物質になろうと他の物質の分子から電子を奪い摂ろうとします。

そして、カラダの細胞膜や組織を構成するタンパク質や脂質を攻撃し、癌や動脈硬化などの生活習慣病など、さまざまな病気や老化の原因となりなります。

ちなみに、物質から電子が一つなくなることを「酸化」、反対に電子をもらうことを「還元」と言います。

とくに攻撃の対象となるのは、脂質の中でも多価不飽和脂肪酸です。この脂肪酸は攻撃されると有害な脂質である「過酸化脂質」に変化します。 さらに、細胞膜内のコレステロールやタンパク質も酸化させてしまいます。

フリーラジカルの抑制には、抗酸化物質を含むビタミン類やポリフェノールが効果的です。これらの代表は、緑黄色野菜に多く含まれるβ-カロテンやぶどう赤ワインのアントシアニンや緑茶のカテキンなどです。

また、フリーラジカルを直接抑制する成分だけでなく、バランスの良い食事で多くの種類の栄養素を摂取することも大切です。その他、生活習慣も大切で規則ダダしい睡眠や起床、適度な運動、ストレスの発散も必須です。

フリーラジカルは、酸化させる力が強い物質です。フリーラジカルを含め活性酸素をなるべく「増やさない、活性化させない」ことが健康やアンチエイジングに大切となります。

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